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中東旅行日記


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現在地はどこなの?

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トカレフ
2006年6月5日(月)
崖フェチ

 明日にサユーンを出るバスのチケットを買った。
 明後日の朝にはイエメンを出国して、オマーンに入国する。 ビザ切れの1日前の出国になるから、イエメンにはちょうど1ヶ月いたことになる。
 サユーンからオマーンのサラーラという町まで国際バスが走っており、サラーラからUAEのドバイまでも国際バスが走っている。

 バス・チケットを買いに外に出た以外、日中はエアコンの効いた部屋でボッケー。
 なんで、こんなクソ暑い所に住もうと思ったんだろう? まぁ、首都を内戦の末にサナアに持って来たことは高く評価するが、それ以外は働く気すら半減する猛暑。
 あと、不思議なのがイエメンの町のほとんどが崖の下か上にあること。 色々考えた末に、イエメン人は“崖フェチ”なんだ、ということで納得することにした。

 未だに俺が納得出来ないことの一つに、裸族がいる。 裸族って言うからには暑い所に住んでいると思うでしょ? ところがドッコイ、高地のやたら寒い所に住んでいる裸族も多い。 まぁ、イエメンの高地に住んでる山族はターバン巻いて服着てカラシニコフ持ってるから許すけど、ニューギアの族なんて、5,000mを超えるジャヤ山を望む高地でペニスケースだけしか付けてないからね。 意味が分からん・・・ アフリカの裸族だって、砂漠の夜は超寒いのに全身泥を塗っているだけとか。
 彼らは寒さに平気なんだ、と思って聞いてみると「寒い」との返事が・・・ じゃー、葉っぱでもいいから服着ろよ!
 裸族って、突き詰めて考えればタダの露出プレイかも知れん。

旅の出費(2人分)
外食代: 80イエメン・リアル
ジュース代: 130イエメン・リアル
宿代(2泊分): 4,000イエメン・リアル
バス代(サユーン→サラーラ): 10,000YR
合計: 14,210イエメン・リアル(約8,340円)

ワディ・ハドラマート
2006年6月6日(火)
ワディ・ハドラマート

 2006年6月6日。 なんて縁起の悪い日なんでしょう? そんな666な日の俺の一日は・・・別に普通。

 今日もサユーンは極悪な暑さで、気分は不機嫌。 馬鹿じゃねーの?この暑さ・・・ 脳味噌が溶けてアホになりそう。
 町は午後1時から4時までゴーストタウンになる。 商店も全て昼休み。 そりゃぁー、こんな暑さの中で出歩く馬鹿は旅行者くらいだわな。
 サユーンはワディ・ハドラマート(Wadi Hadramawt)と呼ばれる地帯にある。 『ワディ』とは雨季以外は水のない川を意味する。 つまり川底に点在している町の一つが、サユーンというわけ。 ワディ・ハドラマートは、中東で最長の長さを誇る枯れ川で、全長200kmに及ぶ。
 町から両側の景色を眺めると、切り立った崖が見える。 何千年もの時を掛けて川が岩山をえぐって出来た谷底は、やはり暑い! そもそも砂漠だし。

 夕方までボケーっとして(暑さで動く気ゼロ)、オマーン行きのバスに乗り込む。
 韓国の現代製バスだったのが不満だが、エアコンが効いているので許す。 乗客もそれほど多くなく、2席に横になることが出来た。

 バスは全く植物を見かけない茶色い大地を、オマーンに向かって走る。 オマーンはどんな国なんだろう?

旅の出費(2人分)
食費: 80イエメン・リアル
コピー: 20イエメン・リアル
タバコ: 50イエメン・リアル
ジュース代: 420イエメン・リアル
バクシーシ: 30イエメン・リアル
インターネット: 320イエメン・リアル
合計: 920イエメン・リアル(約540円)

オマーン・サラーラ
2006年6月7日(水)
オマーン

 深夜、イエメンを出国する。 ビザの有効期限が切れる日ギリギリの出国だ。
 そして、ついに俺にとって中東2カ国目となるオマーン首長国にやって来た。
 オマーンのイメージは・・・ない。 あえて挙げるとすれば、アラブだから石油という安易なイメージのみ。 変チクリンな名前の国だし、俺の人生に影響を与えるような国のはずがない。

 ちょっとナメていたオマーンだが、入国の際の荷物検査が厳しかった。 文字通りカバンの中を全部出させられる。 一緒にオマーンに来た日本人の1人は、バルセロナで仕入れた金髪姉ちゃんの、あんなところやこんなところまで丸見えのイヤらし〜い雑誌が見付かって、別室に連れて行かれて始末書。 どーせ、税関のおっさんの今晩のおかずになるんじゃねーの?と思っていたら、超真面目そうなおっさんが激怒。 愛国ならぬ、愛イスラム者の方だったようで、「エロと酒は絶対にオマーンに持ち込ません!」と力説していた。 でも、絶対に後で皆でハァハァ言いながら回し読みするぜ。
 乗客全員、カバンの中身を全部出して検査されていたが、俺だけカバン1個も検査されずに済んだ。 やっぱ善人は得だね。 バスが出るまでドキドキしたけど。

 今日の最終目的地は“オマーンの避暑地”ことサラーラ(Salalah)。 避暑地を名乗るからには涼しいかと思いきや、今日の気温は38度。 でも、思っていたよりは暑くない。 イエメンで会った日本人旅行者が「オマーンの暑さで目が潰れそうになった」と言ってたから、『どんな暑さなんじゃい!』と思っていたが、別に普通の猛暑。 今になって思えば、『この暑さで潰れそうになる目って、えらい弱っちぃーな』って感じだ。 虚弱体質?
 イエメンの町と違い、どこか垢抜けた感じするのサラーラだが、区画整理のせいか空き地も目立ち、全体的にスカスカな感じがする(写真)。 ビルとビルの間に空き地があると、無駄に広い印象を受けるし、目は潰れないまでも相当暑いので歩く距離が伸びるのはありがた迷惑。

 あと、イエメンと比較して感じたことは、英語が通じるようになった。 そしてやたらとインド人が多い。 走っている車が新しい。 あまりジロジロ見てこない。 物価がかなり高い。
 サラーラで泊まることにした宿は『Salalah Hotel』で、3人部屋に泊まっても1人当たり1,500円する。 イエメンの4〜5倍近い値段だ。 物価が高いくせに、金額が小さいから金銭感覚を掴むのが難しい。 1オマーン・リアルが2.6USドルくらいだから、『5リアルだから安いじゃん』と思ったらとんでもない。 5リアルで1,500円もする。
 その上、補助通貨にバイサという単位があり、1オマーン・リアルが1,000バイサ。 何なんだよ、1,000って?!

 なんだか勿体無い気もするけど、オマーンをわずか1泊2日で通り抜けてUAE(アラブ首長国連邦)に行ってしまおうと、UAEのドバイまでのバス・チケットを購入。
 いやー、ドバイと言えば免税で買い物天国ですよっ! i-Podも買いなおしてー、バックパックも買いなおしてー、とか色々考えてるけど、実際にショッピングセンターに行ったら興奮して、衝動買いで変な物を買いそうで怖い。
 電脳パッカー初、デスクトップ・パソコンを買っちゃったりして・・・ バックパックの他に、モニターとかUPSを汗ダラダラで持ち運ぶ羽目になって、新しい宿に着いたらとりあえずセッティング。 モニターはもちろん液晶ではなく、時代に逆行するこだわりの丸玉(ブラウン管のこと)。 その内にパソコン・デスクも欲しくなっちゃったりしたらどーしよ?
 smegの冷蔵庫が安かったら、自分の今の立場も忘れて買っちゃいそう。 smegの冷蔵庫ってデザインがいいから好き。 家電製品って無機質なデザインが多いから、ちょっとデザインがいいのを見付けちゃうと物欲が沸々と湧き上がって来ちゃうんだよねー。 昔、黄色いパンダ・トースター(焼き跡がパンダの顔になる)を買ったのは俺です。 そして1回も使ったことがありません。

旅の出費(2人分)
外食代: 7.1オマーン・リアル
インターネット: 1.4オマーン・リアル
バス代(サラーラ→ドバイ): 20オマーン・リアル
合計: 28.5オマーン・リアル(約8,540円)

オマーンの砂嵐
2006年6月8日(木)
砂嵐に飲み込まれる

 走っているバスの窓から地平線を眺めると、巨大な雲が見えた。
 変わった雲だな、と漠然と考えていたのだが、バスが走れば走るほど雲は近づいて来る。 ようやくはっきりと雲を間近で見える状態になって驚いた。 砂嵐だ!!
 天まで立ち上る高さの壁が、どんどんバスに近づいて来る。 こんな光景は生まれて初めて見た。
 停車したバスの窓から眺めていると、遠目からは壁に見えた砂嵐も、実は雪崩のようになって進んでいた(写真)。 かなりスピードも速く、「大丈夫か?」と思っている間にバスは砂嵐に飲み込まれて、窓からの景色は茶色一色に。 車が吹っ飛ぶほどの暴風を予想していたのだが、意外にそこまでの風の強さはなく、しばらくは停車していたバスも砂嵐の中を走り出した。 でも、視界は3〜5mほどなのでノロノロ運転。
 5分ほどで砂嵐を抜け出した。

 わずか1泊しただけで、オマーンを抜けるバスに乗り込んだ。 午後3時発のサラーラ発ドバイ行きバスだ。
  エチオピアのアジス・アベバで会い、イエメンで1ヶ月を共に過ごしたラスタマン・チャイナとも今日でお別れ。 彼は、オマーンの首都マスカットからネパールの首都カトマンズに飛んで行く。

 バスの中からオマーンの景色を眺める。
 何にもない・・・ひたすら砂漠。 草一本生えておらず、砂丘もないタダの“広々したグラウンド”といった感じ。 でも、道路はよく整備されている。
 砂漠を走っていると、突然町が現れる。 どの町も規模は大したことないが、キレイに区画整理されている。
 1泊2日の滞在だけでオマーンをどうこう言うのも強引な話だが、俺の印象ではあまりパッとしない国だ。 町を見ても、イエメンの場合はイエメン建築の石やレンガ造りの町々が“イエメン気分”を盛り上げてくれたが、オマーンの場合はコンクリート造りでオマーン特有の雰囲気は感じられない。 都市計画でキレイに区画整理されている分、中途半端な無機質感を漂わせている。
 上手い表現を探してみたが、『石油成金』が一番合う。 乗っていたバスでは時間が経てば経つほど、通路にジュースの空き缶やピーナッツの殻などのゴミが溜まっていく。 乗客がポイポイ捨てるのだ。 そして、そんな通路で横になって寝る人もいる。 町や道路が幾らキレイでも、住んでいる人間のレベルがこの程度では“格好だけの成金先進国”という感じしかしない。

 オマーンの首都マスカットはそれなりに都会らしいので、マスカットに行って見たらまた感じることも違うかも知れない。
 いずれにしても、ガソリンスタンドは立派だし、砂漠のど真ん中だろうがドライブインは整備されているし、つい最近までアフリカにいたことを考えると雲泥の差だ。

旅の出費(2人分)
雑費: 3.5OR+4USD
宿代(1泊分): 10オマーン・リアル
合計: 13.5OR+4USD(約4,500円)

フレーム
2006年6月9日(金)
アラブ首長国連邦

 今日はプミポン国王の即位60周年記念ってことで、BBCとかCNNでもニュースになっておりました。 タイはさぞかし盛り上がってることだろうね。 テレビにバムランプー地区と思われる映像が流れてたけど、何?あの人の数の多さは? しかも全員が黄色いTシャツ着ちゃってさ。

 早朝4時過ぎにオマーンを出国。 出国手続きはバスに乗ったままで終了。 乗客はパスポートを預けて、出国スタンプが押されて返ってくるのを待っているだけで良い。
 続いてアラブ首長国連邦へ入国。 現地人はやはりバスに乗ったままでOKだが、外国人だけは“目”をスキャンされる。 何か、LG製のヘンチクリンな機械に向かって目を見開くと、ピロピロピーンとか音がなって俺の目玉映像がコンピューターに取り込まれる。
 でも、入国カードに記入しなくても済むから簡単。 荷物検査もなく、いとも簡単に入国出来た。

 俺にとって中東3カ国目になるアラブ首長国連邦(UAE)にやって来た。 UAEは、7人のヒゲ面のターバンおじさんたちが治める7つの国を集めた連邦国家。
 UAEのイメージは・・・石油? それ以外は特に思い浮かばん。 そもそも、アラブとか興味ないし、どーでもよかった。 だって、ヒゲとか腕毛が無駄に濃いから。 中東に入るまでは地図のどの部分がどの国なのか知らなかったくらいだ。

 バスから町の風景を眺めると、なんとなくオマーンとは違う。 オマーンよりは生活臭がする感じ。
 午前7時にドバイに到着。 ガイドブックに『湾岸の香港』と書かれていたので、ちょっと拍子抜け。 狭い地域に高層ビルが立ち並ぶ猥雑な感じはせず、町行く人々も、インド人、中国人、アラブ人と人種が入り混じっており、『湾岸のクアラルンプール』と言った方が合ってる気がする。
 でも、間違いなく南アフリカを出発して以来の大都会だ。 何と言っても、ナイロビにすらなかったマクドナルドがある! さらにフランス系大手スーパーマーケットのカルフールや、スターバックスまである!!
 さらに、これが一番ビックリしたのだが、市内バスに時刻表がある!! 時刻表通りに運行しているかどうかは別としても凄過ぎる・・・ 南アでさえも、市内バス(Golden Arrow)に時刻表はない。

 南アフリカを出て以来無かったマクドナルドに入った。 レジは全員中国人、マネージャーはインド人で、「どこ此処?」って感じ。
 ドバイの物価は今までの国とは比べ物にならないくらい高い。 共同シャワー・トイレのツインで170ディルハム(約5,600円)もする。 マクドナルドの『エクストラ・バリュー・セット』は14ディルハム(約460円)。

 予定では今日この日をドイツで迎えることになっていたが、ドバイにいる。 ドイツ対コスタリカ戦を初戦に、ワールドカップが始まってしまった。

旅の出費(2人分)
食費: 34ディルハム
雑費: 3.5ディルハム
タバコ: 4.5ディルハム
外食代: 34ディルハム
生活用品: 50ディルハム
合計: 126ディルハム(約3,970円)

フレーム
2006年6月10日(土)
湾岸のシンガポール

 やっぱドバイ凄いわ・・・
 オモチャ屋の『トイザラス』があった。 CDショップの『ヴァージン・メガストア』があった。 百円ショップの『ダイソー』があった。 ダイソーだけ、あれ?って感じだけど、超高層ビルがばんばん建ってるし、普通に大都会。
 『湾岸のクアラルンプール』改め、『湾岸のシンガポール』の称号を与えよう。
 町全体としてはシンガポールの方が上だと思うが、超高層ビル一つ一つの斬新なデザインさではドバイが1枚上手。 建築基準法とかあるのかね?

 バスに乗って巨大ショッピングモールに行こうとした。 ちなみに、昨日はバス代わりにパトカーを使ったので、今日が初めての公共乗り物デビュー。 警察は国民の税金で活動している公僕である、よって俺はパトカーをタクシーに認定している。 とりあえず移動したいけど、タクシーに乗る金が勿体無いと思ったら、パトカーを探そう。
 話が逸れたけど、『Deira City Centre』に行こうと思って、6番のバスに乗り込んだ。 バスも超キレイでシンガポールみたい。 唯一違うのは、バス前方が女性専用席になっている。 痴漢防止の為ではない。 イスラム教徒の女性用で、野郎と隣同士にならないように隔離。
 バスが走り出したは良いが、地理が全く分からないから降りる場所を逃してしてまった。 そのままボケーっと乗っていたら、2時間も掛かって終点に到着。 運転手に「おいおい・・・」という顔をされながら、また2時間掛けて戻って来た。 合計4時間もバスに乗って、ショッピングモールはおろか、1歩も降りていない・・・
 まぁ、市内バスに乗ってドバイ観光したってことで。

 ドバイはダラダラ滞在出来るほど物価が安くないので、エジプトに飛ぶ飛行機チケットを購入。
 ケープタウンを出発してアフリカを北上して来たからには、地中海に注ぎ込むナイル川を見て『アフリカ大陸縦断』に一区切りつけたい。 陸路・海路にこだわってエジプトを目指せば、さらに半年くらい掛かる可能性大なので、この際は飛行機を使っちゃうことにします。 サウジアラビアさえ通れれば陸路で行けたんだけど・・・
 ドバイからエジプト行きの便を飛ばしている航空会社には、エミレーツ航空とかカタール航空とかクウェート航空などがあるが、買ったのはエア・アラビア。 アラブの格安航空会社だ。 インターネット上で予約出来て、予約確認書をプリントアウトすれば終了。
 エア・アラビアで、UAE→エジプトは685Dhs(約2万2千円)だった。

旅の出費(2人分)
食費: 4.5ディルハム
バス代: 7ディルハム
外食代: 43ディルハム
インターネット: 5ディルハム
航空券(UAE→エジプト): 1,470ディルハム
合計: 1,529.5ディルハム(約50,470円)

砂漠サファリ
2006年6月11日(日)
ベリーダンスで昇天

 ドバイの凄い事をもう一つ発見。 回線電話の市内通話が無料。 別な言い方をすると、同じ市外局番同士の電話なら無料。 こりゃぁ〜便利だ。 日本から来て、インターネット・プロバイダーのローミング・サービスを使う場合はかなり使える。

 エジプトのビザを取りに、領事館に行く。
 エジプト・ビザは空港や港でも取れるが、片道航空券で入国するから、面倒なことにならないように、事前に取得しておくことにした。
 『アブラ』と呼ばれる渡し舟に乗り、ドバイ運河を渡る。 渡し舟の呼び名まで“石油!”って感じで、ホント成金は趣味が悪い。
 対岸に着いて歩いてエジプト領事館を探すが、クソ暑いし、思ったり遠かったから、適当なオフィスに入ってSOS信号を発信。 そしたら、たまたま運悪く(?)俺に声を掛けられた人が親切な人で、自分の車で連れて行ってくれた。 ありがとう、シリア人のお兄さん。

 ビザ申請の後は、領事館近くの『バールジュマン・センター』という大型ショッピング・コンプレックスに行ってみた。
 ここには300軒ほどの店が入っており、ルイ・ヴィトン、プラダ、エルメス、カルティエなどもある。 バックパックをヴィトンにするほど、俺も頭はおかしくなっていないので、今日は大人しく下見程度に抑えておいてやった。 CDだけは買っちゃったけど。 かれこれ半年近くCDを買ってないから脱CD症状が出ちゃって・・・
 昼食は、その名も『YO! SUSHI』という怪しい日本食レストランで食べた。 店員は全員フィリピン人。 店員を呼ぶ為のボタンを押すと、スピーカーから「ヨー、ヨー!」とヒップホッパーばりの声が流れる(若干誇張)。 意味分からん・・・ そして、なぜか味噌汁がUnlimitedでお替りし放題。 でもお茶はお替りすると毎回金を取られる。

 ドバイにはやたら沢山の巨大ショッピング・コンプレックスがあるが、その中でも特に熱いのが『モール・オブ・ザ・エミレーツ』。 とにかくデカーイ!! しかも、驚くな!?屋内スキー場まで併設されている。 出たー!、アブラ成金パワー炸裂!! 灼熱の砂漠国で、雪を降らせてスキーをするなどという暴挙が許されるのも今の内だ。 早く石油枯渇しないかな♪

 夕方から『デザート・サファリ・ツアー』に参加した。
 砂漠をランドクルーザーで走り回り(写真)、ラクダに乗り、ベリー・ダンスを見た。
 ここら辺の砂漠は砂が硬く、砂丘を自由自在に走り回れる。 自分でも運転してみたかったが、さすがにそれは無理だった。
 パキスタン人の運ちゃんが砂漠をドリフトしながら走りまくる。 当然すごい横&縦揺れで、乗っている方も大変だ。 同じ車でツアーに参加していた、サリーを着込んだおばちゃんが我慢出来なくなったのか、お口からインド・カレーをぴゅ〜と噴出。 乗り物に弱い人はかなり辛いだろうな・・・だって、ジェットコースターばりだもん。 さすがインド人!

 ベリー・ダンスは俺がずーっと見たかった踊り。
 ベリー・ダンスとは、アラブの綺麗なお姉さんが腰をクネクネさせて踊るセクシー・ダンスのこと。
 中々よろしいねー、ベリー・ダンス。 ちょっとハマったかも・・・また中東のどこかで行こっと。

旅の出費(2人分)
雑費: 3ディルハム
CD: 50ディルハム
タバコ: 6ディルハム
ビール: 60ディルハム
外食代: 59ディルハム
タクシー: 13.5ディルハム
エジプト・ビザ代: 65ディルハム
砂漠サファリ・ツアー: 300ディルハム
合計: 556.5ディルハム(約18,360円)





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