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中東旅行日記


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ファイアー・ショーをするえなり君
2006年7月31日(月)
ニモ

 大道芸人のえなり君が浜辺でスカウトされて、クラブでファイアー・ショーをすることになった。
 皆で『スフィンクス』というクラブに見に行く。 “ポイ”と言う、紐の先っぽにオニギリをくっ付けたようなニュージーランドの伝統的な武器だか楽器だが知らんが、そいつの先っぽに火を付けてグルグル回す芸を披露(写真)。
 えなり君って、ただ顔がえなりかずきに似てるだけの人だと思っていたけど、なかなかやるもんだねー。 拍手喝采だったよ。

 今日はダハブ滞在10日目にして初の海入り。 シュノーケルを借りて、潜ってみる。
 皆が「良い良い」って言うけどさ、本当のところはどーなんだか?
 ちょっと泳ぐと、珊瑚の岩があって、その周りをカサゴとかクマノミ、チョウチョウウオとか、青い色したデカイ魚とかがいっぱいいた。 水面近くでは、銀色の小魚が群れになって泳いでいる。
 むむ、ちょっと楽しいかも・・・

 聞くところによると、紅海ってダイバー憧れの海らしいじゃん。 なんでも、紅海に流れ込む川が1本もないから水が濁っていないみたい。
 しかも、ダハブの良い点は水中の海岸から直ぐのところが崖になっていて、珊瑚もあって、船でポイントに移動したりとか大袈裟なことをしなくても気軽にシュノーケリングで綺麗な所を見れることだそうだ。

 本来は、今日は『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』でも有名なヨルダンのペトラ神殿に着く予定だったのに、また延泊してしまうことに・・・

旅の出費(2人分)
雑費: 8ポンド
食費: 5ポンド
ビール: 10ポンド
外食代: 34ポンド
インターネット: 9ポンド
合計: 66ポンド(約1,320円)

宿のレセプション崩壊
2006年8月1日(火)
タコ刺し

 写真はテロの現場ではありません。
 朝、すぐ近くでドーンという音が聞こえてきた。 爆発音ではなかったし、何だろう?と思っていると、宿のレセプションの屋根が崩れたとの報告が・・・ おいおい、何だソレ?
 偶々、レセプションでインターネットをしていた日本人旅行者が埃で全身真っ白になって出てきた。 かなり焦ったらしい。 そりゃ突然天井が落ちてきたらリアクションに困るわな。 ちなみに彼は無傷でした。

 昨日に引き続き、今日もシュノーケリング。
 もしかしてハマってる?という指摘もあったが、断じてそんなことはないよ。 ホントに。
 今日はライトハウスの前の珊瑚の崖でユラユラ漂ってみた。 たっくさん魚がいるのよ、それが。
 群れになって泳いでる魚に回りを360度囲まれて、ほぇ〜っと思っていたら、いきなりシュノーケルから海水が入ってきて、息を吸うつもりだったから思いっきり水を飲んじゃって、ちょっとパニくったりしてさ。

 海で見付けたタコを獲って(俺が獲ったわけじゃないけど)、塩で揉んでヌメリを取って、軽く湯に通して、おろして、皆で刺身にして食った。 もちろん日本の生ワサビを付けてね。
 これがまた超旨いでやんの! ビールのつまみにぴったりでさ。
 イカ刺しも食いたいなぁ〜・・・

 そんなわけで、しばらく延泊決定。
 俺、エジプトに居過ぎ。  最初にエジプトinしたのは、確か6月中だった気がするんだけど。 急がないと、ヨーロッパが冬に入って大変なことになるというのに。
 そんなにエジプトが良い国なのか?って聞かれたら困るけど、一つはっきり断言出来ることは、「エジプト人うざいよ」。 ま、ブラック・アフリカよりはマシだけどな。

旅の出費(2人分)
タバコ: 8ポンド
食費: 15ポンド
外食代: 7ポンド
ビール: 10ポンド
合計: 40ポンド(約800円)

タコの刺身
2006年8月2日(水)
夏気分

 背中がヒリヒリするー!!
 月曜に海に目覚めてから毎日の海三昧で、日焼けしてきた。 このまま日焼けしちゃったら、タイでモテなくなってしまう・・・ 日焼けして黒いと、タイでは「汚い」と言われるからね。

 今日も午後からずっと海。 夕方からビールを飲んで、夜は皆で映画『The Ring』(ハリウッド版)を観て、気分は夏。 『The Ring』は全然怖くなかった。
 これで花火があれば完璧な夏気分なんだけどな。

 小学生時代の夏と言えば、爆竹の火薬を集めてシャンプーの特大ボトル一杯に詰めて、海岸のテトラポットを爆破したりして遊んでたな〜。
 多分、皆もやってたと思うけど。
 灯台を爆破しようとしてたら警察に通報されて、パトカーが来たから逃げたりして。
 嗚呼、爽やかな少年時代・・・

 そういえば、最近『モテモテ君』を見掛けなくなったな。 彼が光浦靖子似の子とデートをしていたのを目撃したのを最後に、消息不明。 彼の口癖が「金はあるが、時間がない」だったから、どこかに移動したんだろうけど。

 写真は、昨日食ったタコの刺身。

旅の出費(2人分)
雑費: 4ポンド
食費: 22.5ポンド
ビール: 20ポンド
外食代: 15ポンド
インターネット: 6ポンド
合計: 67.5ポンド(約1,350円)

ダハブ・ビーチの夕時
2006年8月3日(木)
海パンを狙う魚たち

 今日は海にパンを持って行ってみました。
 ポケットにパンを入れて、珊瑚岩の所まで泳いでみた。 しばらくして、嫌な気配を感じてフッと後ろを振り返って見ると、俺の海パン目がけて魚の大群が・・・ 不意打ちだったから、パニくって溺れるところだったじぇ。
 なんだか今日はとっても魚が多い日で、ウジャウジャいた。 小魚の群れに、小魚より少し大きいくらいの魚が突っ込んで、小魚を食べちゃうところとか、目の前30cm先で見れたし。
 ちょっと楽しい・・・

 日中の猛暑は海に入ってやり過ごせばいいのだが、夜の暑さは堪らん。 もちろんエアコン無し、ファンのみの部屋だが、日中に太陽の光を思いっきり吸収した部屋は夜になっても冷えない。
 最近はパンツ一丁でユラユラしてる・・・ 空ペットボトルに水道水を入れて凍らせて、夜はそれを抱いて寝てる人もいる。
 今宵もこの暑さを乗り切らねば・・・

旅の出費(2人分)
タバコ: 4ポンド
食費: 23ポンド
ビール: 10ポンド
外食代: 16ポンド
合計: 53ポンド(約1,060円)

アラブ料理・ぐるぐるチキン
2006年8月4日(金)
素潜り

 今日から素潜りの練習。 「(ダハブを)出る気がないでしょ?」って言われたけど、明後日には出るから、絶対。
 素潜りって見てると簡単そうだけど、実際にやってみると難しいのね。 海中で一回転しちゃったりさ。
 他の日本人旅行者にコツを教えてもらって、ずっと海でブクブクやってた。

 フッと気が付いて辺りを見渡すと、ムスリムの女性がシュノーケリングをしていた。
 なんでムスリムだって分かったのか?
 だって、全身黒服とはいかないまでも、体のラインを出さないブカブカの服に、ほっかむりをしてるんだもん。 それでシュノーケリング付けてんの。 ・・・格好が変ですよー!!

 それを見てたら素潜りをする気が無くなった。
 俺ごときではあいつに勝てん。

旅の出費(2人分)
タバコ: 4ポンド
食費: 12ポンド
外食代: 18ポンド
インターネット: 9ポンド
合計: 43ポンド(約860円)

猫と俺
2006年8月5日(土)
3年B組

 最近、髪型が昔の金八しゃんみたいになってきてダサい・・・ かと言って、アラブで美容院に行くのは二度とゴメンだ。 しばらくは金八で過ごします。
 今日の写真は珍しく自分。 最近は全然写真を撮っていないから、こんなのしかない・・・
 子猫と楽しそうに戯れる俺。 微笑ましい絵ですね。
 しっかしよく見ると、中国人の蛇頭の手下みたいな顔になってきたな、俺・・・ 整形しねーと。

 今日も蛇頭の手下は素潜りの練習。
 昨日よりも大分マシになってきた。 3mくらい潜って、横にピロピロ泳いで移動して、浮上が出来るようになった。
 でも、耳抜きするつもりが鼻汁を出しちゃったりするから、3m以上は自粛。

 素潜りも楽しくなってきたが、このままでは数ヶ月くらいは余裕でダハブに滞在してしまいそうな自分が危険になってきた。 今は日本に本帰国する帰路だ、という使命を忘れそうで、いつも「旅行ってめんどくさくて、だりー」と移動しないことばかりを考えている。
 タイミングを逃したら、このままずるずるとダハブにいそうだったので、ここは気合を入れて明日出発する!
 でも、夜中から皆と『天空の城ラピュタ』を観たりしてスーパー寝不足。

旅の出費(2人分)
タバコ: 4ポンド
食費: 19ポンド
ビール: 15ポンド
外食代: 16ポンド
宿代(6泊分): 120ポンド
合計: 174ポンド(約3,490円)

エジプト⇔ヨルダン間のスピードボート
2006年8月6日(日)
ヨルダン・ハシミテ王国

 えー、中東4カ国目となる『ヨルダン・ハシミテ王国』にやってまいりました。
 そう!ついに移動しちゃった。 そして大きく日本に近づいたぞ。
 ヨルダンと言えば、何? 死海がある。 イスラエルと46年間戦争状態だった。 中東のくせに石油が出ない。 映画『インディー・ジョーンズ』の舞台にもなったペトラ遺跡がある。 そんなもんかな?
 そんな、農業国で軍も弱いけど、ペトラ遺跡のおかげで外貨収入を稼げるから、外国人旅行者からボッタくれるだけボッタくろうと思ってる国にやって来た。

 エジプトからヨルダンに行くまでが大変だった。
 エジプトからヨルダンは陸路で繋がっている。 しかもダハブからはすっごーく近い。 でも行けないの・・・
 エジプトとヨルダンの間に、わずか10kmだけイスラエルが入り込んでいて、イスラエルを通らないとヨルダンに行けない。
 でも、イスラエルに入国してしまうとイスラム教国には入れなくなってしまうという大問題がある。 特にシリアはイスラエルと超仲が悪いから、一度イスラエルに入国した人は一生入国拒否。 まぁ、パスポートを新しいのにしちゃえば分からないんだけどね。
 そんなわけで、エジプトはヌエバアという町からフェリーに乗ってヨルダンのアカバに向かった。

 ダハブのバス・ターミナルでヌエバア行きのバスを1時間以上待ち、乗り込む。 時間通りには来ないからな。
 ダハブからヌエバアまではわずか1時間の距離だ。
 ヌエバアからヨルダン・アカバまでは@スピードボート(写真)とAスローボートの2種類選択肢がある。 値段は10USドル程度の差だったと思うけど、速いのが好きだからスピードボートで決定。

 お昼ちょうどにヌエバアに到着してから、スピードボートの出港を待つ。 予定では4時と言われたので、4時間もボケーっと待つ。
 予定の4時を過ぎても出港する気配なし。 しかも先にスローボートが出港してしまった。
 予定を過ぎてから待つこと5時間。 ようやくスピードボートは出港。 先に出港したスローボートは絶対にヨルダンに着いちゃってるはず・・・
 ヌエバアからヨルダン・アカバまではスピードボートで約1時間。 確かに速いけどさぁー、予定より5時間遅れだったら“スピード”の意味ないんじゃねーのか?! 今日だってスローボートの方が到着時間的には速かったし。

 ダハブで会った旅行者で30時間待った人もいた。 しかも、いつ出港するか分からないから港を出れないという辛さ。
 ま、アラブですから・・・

 結局、ヨルダンに入国したのは夜の11時過ぎ。
 俺、今日7時半に起床して、10時には宿をチェックアウトしてバス・ターミナルに向かったんだよ! なのに、何で実質移動時間2時間のために、13時間も掛かるんだよ!

 何にも移動してないけど疲れた・・・ 13時間ずっと移動するよりも疲れた。
 そんなわけで今日はアカバで1泊。 しかも奮発してエアコン付きの部屋。 1泊15ディナール(約2,460円)もするけど、ダハブでずっと暑い夜を過ごしてきたからたまにはいいでしょー。

旅の出費(2人分)
食費: 15ポンド
タバコ: 44ポンド
タクシー: 5ポンド+3ディナール
外食代: 39ポンド
出国税: 100ポンド
バス代(ダハブ→ヌエバア): 22ポンド
ボート代(ヌエバア→アカバ): 100USドル
合計: 225E£+100USD+3JD(約16,500円)





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