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アジア横断シルクロード日記


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赤の他人の寝相2
2007年2月26日(月)
他人の寝相

 『赤の他人の寝相』シリーズ第2弾!!
 この前、耳栓ならぬ鼻栓をして寝ている人を見付けました。 皆で「鼻血を出してるのかな?」と心配していたのですが、毎晩“寝る時は鼻栓”状態。 さすがに毎晩鼻血をは有り得ないので、これは珍しい!と、俺の『他人の寝相』コレクションに加えるべく、激写させてもらいました。 フォトショップで目に黒線を入れるまでもなく、自ら黒線を入れているので、多分誰かに撮られる気満々なんだと思います。
 耳から入ってくる音をシャットアウトするべくするのが耳栓、という事は鼻から入ってくるのは? 臭ひ?
 とっても繊細な方なんですねぇ〜

 そういえば、だいぶ昔に『記念撮影をする中国人観光客』シリーズをスタートさせた気がするが、すっかり忘れていた。 最近、太極拳ばりのポーズを取った中国人観光客に出会っていないので、これからコレクションを増やさねば!

 今週は“1日1建築物”を仕事に1週間過ごす予定だったのだが、すっかり無断欠勤。
 興味がないんだよねぇー・・・

旅の出費
食費: 1.5リラ
インターネット: 3.25リラ
合計: 4.75リラ(約440円)

ガラタサライ対デニズリスポル
2007年2月27日(火)
タバコ

 トルコはタバコの値段が高い。 マルボロで2ユーロ以上はする。 西ヨーロッパから直接来れば半額になって安く感じるかも知れないが、シリアやイランなどから来たらその高さにビックリする。
 ちなみに、ブルガリアよりも高い。 ブルガリアからトルコに入る国境で1カートン買って来たのだが、それも切れてしまった。 関係ないけど、HDDはブルガリアよりもトルコの方が安い。
 そこで、タバコを買いに出掛ける。
 普通の商店で買うと高いが、アクサライという地下鉄駅近くの公園に密輸タバコを売る露店商がおり、そこで買うと安く買える。
 今日初めて行ったのだが、“安く買える”と言ってもメジャーなタバコがほとんどない。 赤マルボロのロングが2リラ(正規の半額)で売られている他に有名なのは、キャメルくらいで残りはローカル・タバコか近隣諸国のタバコ。 イランのタバコが一番安く、1リラ(約90円)だった。
 試飲してみて、一番まともだった『プレステージ』なるものを1.5リラ(約135円)で購入。 まともと言っても、まずいんだけどね。

 坂を上ってハァハァ言いながら宿に着くと、マルボロ・ライトが1カートン届いていた。 ブルガリアに行った人に、トルコに戻って来る時に国境の免税店でタバコを買って来てもらうようにお願いしていたのだ。
 せっかくアクサライまで買いに行ったのに・・・

 そういえば、今日も仕事(1日1建築物観光)をするのを忘れてた・・・

 日記の写真は、先週のガラタサライ対デニズリスポルの試合を観る観客。 Jリーグもこれだけ観客が集められればいいのにね。

旅の出費
食費: 10.1リラ
タバコ: 25.25リラ
合計: 35.35リラ(約3,250円)

イスタンブール・アジア側
2007年2月28日(水)
まずビザを1個取得

 今日はウズベキスタン・ビザの受け取り日。
 雨が上がった後の曇り空の中、バスに乗って遠いウズベキスタン領事館へ向かう。 計ったみたら、1時間20分も掛かった。 ホント、遠い・・・
 さらに、バス停からウズベキスタン領事館へ向かう途中の階段が急なうえに長い! ハァハァいいながら上りきり領事館に着くと、職員から「ビザ代20USドルを銀行で支払って来て下さい」と言われた。 さっき上った階段をまた下りる。
 銀行で20USドルを振り込んだら、振込み手数料に10リラ(約920円)も掛かった! 高っ!!
 またハァハァいって坂を上り、ようやくビザを貰えた。 こんなにしんどいなんて・・・
 入国指定日を5月21日にしていたのだが、貼られていたシールを見ると、5月20日から6月25日までの有効期間になっていた。 でも、@トルクメニスタン→ウズベキスタン、Aタジキスタン→ウズベキスタンの2回ウズベキスタンに入国するので、ダブル・エントリーを申請していたのだが、シールには1回だけ入国できるシングル・エントリーになっていた。
 「あの〜、困るんですけど・・・」と言うと、「ダブル・エントリーする理由が書かれていなかったから駄目」と言う。 「そこを何とか・・・」と頼み込むと、手書きで書き直してくれた。 けっこう良い人で助かった。 通常、旧ソ連圏の国だったら「駄目と言ったら駄目!」と面倒なことは全て無視するものだが、ここの人は対応も普通だった。

 ウズベキスタンのビザの後は、トルクメニスタンのビザを申請しないと。
 これは申請から受け取りまで2週間近く掛かる。

 写真は、イスタンブールのアジア側。

旅の出費
食費: 8.6リラ
交通費: 5.1リラ
ビザ代: 20USドル
振込手数料: 10リラ
合計: 23.7リラ+20USドル(約4,680円)

ガラタ橋で釣りをする人たち
2007年3月1日(木)
オランダ女王

 本当は、今日にでもトルクメニスタン領事館に行く予定だったのだが、面倒になって止めた。 遠いくせに申請時間が午前中で早いんだよね。
 しかも、ここ最近のイスタンブールは天気が悪い。

 コーヒーを飲みに外に出かけたら、やたらと自動小銃を持った警官が立っている。 クルド人が爆弾テロでも起こしたのかな?と思っていたら、オランダ女王が来トルコ中だそうだ。
 天気悪いのにね。

 写真は、ガラタ橋で釣りをする人たち。 イスタンブールでは、釣りをしている人を彼方此方で見かける。
 「仕事はどうした?」と思うのは俺だけか? なかにはスーツを来て釣りをしてるおっさんまでいる。

旅の出費
雑費: 1.9リラ
食費: 9.4リラ
合計: 11.3リラ(約1,040円)

フレーム
2007年3月2日(金)
トルクメニスタン・ビザ

 朝、早めに起きてトルクメニスタン領事館に行く。
 ウズベキスタン領事館はイスタンブールから北に1時間半ほどの所にあったが、トルクメニスタン領事館はイスタンブールから南に1時間ほどの所にある。 何で、中央アジア諸国の領事館はどこも不便な所にあるんだろ?

 海沿いにバスで南に下って、空港の先にトルクメニスタン領事館はある。 普通の住宅街の中にあって、全然領事館っぽくない。

 トルクメニスタンのビザを取得しようとしたら、トルクメニスタン国内からの招待状が必要だ。 もちろん旅行者にたいして招待状など出るわけがないので、招待状の要らないトランジット・ビザを申請する。
 トランジット・ビザの有効期間は、たったの5日間のみ。 しかも入国日を指定しないといけない。 しかも取得に時間が掛かる。
 今日、領事館に来たのは『仮申請』のため。 パスポートのコピーを取られるだけで5分ほどで終了する。 そんなことだけの為にわざわざ片道1時間も掛けてやって来たと思うと、馬鹿らしい。
 7〜10日後に領事館に電話を掛けて、「ビザ取れますか?」と確認してOKが出たら、ようやく『本申請』出来る。 本申請してから3営業日後に受け取れる。
 仮申請してからビザを受け取るまで、2週間近く掛かる。 それなのに5日間のビザしか貰えない・・・ 今日、仮申請したから受け取りは再来週の頭かな。
 既にイスタンブール滞在が3週間になり、さらに再来週までビザ受け取りを待たないといけないから、通算で6週間以上いないといけない・・・ 既に、宿で一番の古株に成り下がってしまった・・・ しかも暇だ。
 観光しよっかな?

旅の出費
雑費: 4.5リラ
食費: 2.5リラ
交通費: 3.85リラ
合計: 10.85リラ(約1,000円)

アヤソフィアの内部
2007年3月3日(土)
アヤソフィア

 観光しちゃったもんね〜。
 一応、今週の目標は“1日1建築物”だったんだけど、何気に今日が初めての観光。 『今週初めて』ではなく、『イスタンブールに来て以来初めて』だけど。

 行ったのは、アヤソフィア。 ガイドブックによると、トプカプ宮殿と並んで有名ランキングで上位に入る場所らしい。 ちなみに、トプカプ宮殿はどこにあるのか?未だに分からない。 オスマン・トルコの歴代スルタンが住んでた宮殿らしいけど。
 で、アヤソフィアというのは宿から徒歩5分の所にある“教会だけどモスク”な建物だ。
 その昔、ビサンティン建築の最高傑作として建築されたアヤソフィアは東方正教会の総本山だった。 つまりキリスト教の教会だったわけ。 でもオスマン・トルコ時代にトルコがイスラム化されて、このアヤソフィアもモスクになり、外には4本のミナレット(高塔)が増築され、内部のモザイク画も黄色の塗料で塗り潰された。

 イスラムでは偶像崇拝は禁じられている。
 厳格な地域では写真も偶像になるとして嫌がるほどだ。 だから、アヤソフィアがモスクになった時も偶像崇拝に結び付くものは全て取り除かれた。 壁に描かれていたキリストやマリアの絵も塗り潰された。
 それが調査団によって、「あれ壁の下に絵が描いてあるぞ!」と発見されちゃったわけだ。
 今は無宗教の博物館になってる。

 写真は、そんなアヤソフィアの内部。
 コーランの文字が書かれた巨大な盾形の銘板が全部で4つあるが、写真に写っている2つの銘板の間の天井ドーム部分にはマリアのモザイク画が見える。

 まぁ、それなりに良かったけど興奮するほどじゃなかったかな。 普通に「へぇー」って感じ。

旅の出費
食費: 4.7リラ
外食代: 3リラ
入場料: 10リラ
インターネット: 5.7リラ
合計: 23.4リラ(約2,150円)

フレーム
2007年3月4日(日)
卒業旅行シーズン

 イスタンブールに来て3週間が過ぎた。 明日から4週目が始まってしまう。
 泊まっている宿でも、俺が一番古くなってしまった。 しかも、最近は大学生の卒業旅行シーズンで大学生の旅行者が多い。 彼らは大抵1泊か2泊しかしないので、毎日誰かが入れ替わっている感じだ。
 この前も、1日で12人がチェックアウトしたが直ぐに満室になり、次の日には8人がチェックアウトしていった。 宿には20ベッドしかないから、毎日宿泊客がガラッと替わる。
 もちろん、名前など覚えられるわけもなく(覚える気がないという噂もある)、下手したら1度も会わずに終わる場合だってある。 しかも、観光する気満々な彼らは1日中どこかにお出掛けしている。 「あー、曇りだから外出止めよっと」などと言っている俺とは大違いなのである。

 今日は朝に大雨が降っていて、その後止んだが外出する気はゼロ。 それなのに昼間の宿はガラガラ。 こんな天気の日に写真撮っても、良い絵は撮れないのにね。
 ま、彼らにしたらイスタンブールに来てまでボケーっとしてるコイツは何なんだ?!って思われてるんだろうけど、『ビザ取り』という立派な名目があるので大丈夫。

 そういえば、最近女に間違われる。
 髪が長くなってきてるせいらしい。 今日もシャワーを浴びた後にドライヤーで髪を乾かしていたら、突然部屋に入ってきた男性旅行者が驚いた顔をして立ち止まった。 そして、

 「あれ? ここは男性用ドミトリーですよね?」

 ・・・・・・

 違うわ、いや〜ん。

 このままいけば、女風呂にも入れるようになるかも知れん。

 写真は、晴れてる日の旧市街スルタンアフメット。 旅行者が沢山いて、うざいトルコ人の出没率も高いエリアだ。 ちなみに俺はトルコ人から「アニョハセヨ」と言われたことしかない。

旅の出費
食費: 1.3リラ
飲み代: 5.8リラ
合計: 7.1リラ(約650円)





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