暑〜い!! ジッとしているだけで汗が吹き出てくる。 暑いもんだから、ジュースの消費量が異様に増えてお腹タポタポ。 おかげで、ケープタウンを出て以来初めてお腹の調子があまり良くない。 でも冷たい飲み物は止められない。 シャーベット状になっている“シャッカル”というミックスフルーツジュースに病みつきだ。
いよいよ今日でソコトラ島ともおさらば。
ソコトラ発、ムカッラ経由、アデン行きの飛行機に乗り込む。 ソコトラから乗ると座席番号がもらえない。 だからなのか?扉が開くと同時に我先にと殺到する人たち・・・ 一応チェックインはしてるわけだから、座席数以上の乗客は乗せないでしょー!? まさか、早く座席を確保しないと立たないといかないとか?
今日も無事に(?)アーミーナイフを機内に持ち込めた。
さらに、一緒にソコトラ島に来た7人の内、俺と彼女の2人はムカッラで降り、他の5人はアデンまで行くチケットを持っているのだが、アデン行き組の内3人が「やっぱりムカッラで降りる」と予定を急遽変更。 全く問題なく降りれた。 逆に、ムカッラ行きまでのチケットしか持っていない俺が、「やっぱりアデンまで行きたい」とそのまま飛行機に乗っていても絶対に大丈夫。 だってチケットの確認なんて無いもん。
飛行機がムカッラ(Mukalla)に降りる際にやけに急ブレーキだったのと、滑走路の脇の方に中破して転がっているボーイング737があったのが若干気になったが、無事にムカッラに降り立った。
ムカッラも暑〜い!!
今日はムカッラが最終目的地ではない。 砂漠を北上してサユーン(Seiyun)に向かう。
ムカッラでは、サユーンまでの乗合タクシーに“ツーリストプライス”だと言われて1人1,500YR請求されたり(現地人は1,000YR)、乞食にお金を貰ったり(「金くれ」と言ったらくれた)、色々あった。 結局、渋々1人1,500YR払い、乞食から貰ったお金は返さなかった。 なぜか?皆からは「鬼、悪魔」呼ばわり。
ムカッラからサユーンまでの道は非常に景色が良い(写真)。 渓谷の谷底を走っているかのような風景をバックに、土色のレンガ造りの集落が妙にマッチしている。 道路もキレイだし、自分でドライブしたい道だ。
約5時間でサユーンに到着。
ソコトラ島での鬱憤を晴らすべく、エアコン付きの宿にチェックイン!! でも、エアコン、TV、冷蔵庫が付いてツインで10USドルって安い。
着いていきなりだが、サユーンから首都サナアに行くバスのチケットを購入した。
イエメンの国内旅行は、縦(北⇔南)の移動は楽だが、横(東⇔西)の移動は大変だ。 西側で言えば、経済都市アデン(南)⇔首都サナア(北)のルートは問題なく、東側で言えば、港町ムカッラ(南)⇔サユーン(北)は問題ないが、アデンからムカッラまでとか、サナアからサユーンまでとか横への移動は苦労する。 飛行機なら問題ない。
外国人を標的にした誘拐事件や襲撃があるという理由で、外国人には警察が発行する旅行許可証が必要なのと、バス会社が外国人へのチケット販売を渋ることと、検問で許可証を持っていても追い返される可能性があるため、横(東⇔西)移動は運次第と聞いていた。
まず1軒目のバス会社では3,500YRと、通常料金の2倍ほどの値段を言って来た。 2軒目のバス会社では、外国人お断り。 3軒目にバス会社最大手『YEMITCO』に行ってみた。 ここでチケットを買うのは難しいと聞いていたので、恐る恐るサナア行きチケットを聞いてみた。
すると、すっげー愛想の良いおっさんが「OK!」と言って、簡単に買えてしまった。 しかも、1人1,500YR(約880円)と普通の値段。
いやー、運次第って言うけど、やっぱり俺の人の良さが効いてるね、こりゃ。
旅の出費(2人分);
タバコ: 130イエメン・リアル
外食代: 670イエメン・リアル
ジュース代: 510イエメン・リアル
タクシー代: 3,830イエメン・リアル
宿代(4.5泊分): 9,000イエメン・リアル
バス代(サユーン→サナア): 3,000イエメン・リアル
合計: 17,140イエメン・リアル(約10,030円)
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