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南アフリカ・ケープタウン日記


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2005年7月17日(日)
ホロホロ鳥

 昨日の深夜、『Balls of Thunder』という映画を観た後、続けて放映する『エマニエル2000』に後ろ髪を引かれながらも2時半に寝たせいで朝予定通り起きられなかった。

 ちなみに『Balls of Thunder』の主人公は“0014”という“007”のジェームス・ボンドの完全パクリ。 で、内容はC級エロ・スパイ映画。 くだらな過ぎて面白かった。

 朝、8時過ぎに起きて荷物を車に積み込む。 大家のイタリア人のじいさんと、俺の後に部屋に住むアキに見送られて出発。

 3度目の道なので、もう慣れている。
 ケープタウンを出てしばらくは、見渡す限りの牧場の景色の中を走る。 さらに北上すると、オレンジ農園やブドウ農園になり、次第に生えている草木も変わってくる。 徐々に木が少なくなり、遠目からはマリモのように見える、背丈の低い草が赤茶色の岩肌に疎らに生えている。 でも、まだ緑の方が多い。

 途中で、道路を横断中のホロホロ鳥と正面衝突。
 対向車があったため、どっちに逃げるかな?と思っていたら、フラフラと俺の車の方に逃げてきた為、避け切れずクラッシュ。
 羽が飛び散り、フロントガラスに血のようなものが飛んでくる。 サイドミラーを見ると、吹っ飛んでいるホロホロ鳥の姿が見えた。 ちなみにホロホロ鳥は飛べない。

 出発から6時間で、スプリングボックに到着。 止まって車の前を見ると、補助ライトが外れ、ナンバープレートが無くなっていた・・・
 ホロホロ鳥のせいだ・・・
 補助ライトは直したが、ナンバープレートは探しに戻るわけにも行かず困った。 国境越えれるかな?

 宿は前回と同じ『Springbok Caravan Park』。
 前回と違うことは、他のキャンパー達の仲間入りをして、車が大きな4WDになったことと、テントが野戦テントよりも快適な大きなテントになったこと。 さらにランプもあるし、杭を打つハンマーもあるし、寝袋の下に敷くマットもあって寝ても痛くないぜ!

 ちなみにイスズの燃費が、10km/Lを切っていたことにショックを受けた。 2WDにして走ったのに・・・ しかも南アはガソリンよりディーゼルの方が高いのも問題。

 しかし、夜は寒い・・・ テント内で7度、外に出たら風も冷たいからさらに寒い。
 夕食は親子丼を食す。

今日の走行距離; 603.4km
今日の出費(2人)
ディーゼル代: 555.00ランド
テント設営代: 70.00ランド
朝マック: 31.00ランド
コーラ(12缶): 33.90ランド
タバコ(2カートン): 276.00ランド
合計: 965.90ランド(約15,940円)

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2005年7月16日(土)
最終準備

 明日には出発だというのに、なぜか余裕がない。 車を買ってから準備を始めたから、実際には1週間も準備していない。

 今日は、リジィの家に預けていく荷物と旅行に持って行く荷物に仕分けることから始める。 プレステ2は迷った末、置いていくことにした。 本は全部持っていく。 アフリカの大地で石井一昌著『正伝・暗殺集団 信念のために人を殺れるか』を読んで日本の右翼が何を考えているのか知っておかないと。

 スーパーに行って、最後の食料買出しをする。 でも、ビール・タバコを買うのを忘れた・・・

 リジィの家には、段ボール箱1箱とスーツケース1つを預かってもらう。 ついでに枕と掛け毛布を借りた。

 いよいよ明日の早朝出発。 明日からの日記には、1日の走行距離、お小遣い帳を載せようかなぁと思う。

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2005年7月15日(金)
ムスリムと中華

 注射された腕が痛い・・・(泣) 腕に力を入れたり、押すのもダメ。 だから注射は嫌いだ。

 ウォーターフロントの『Medi-Travel International』にまたまた行く。 一昨日にマラリア予防薬のお金を払ったのに、昨日の注射のお金を払ったときにマラリア予防薬の分も請求されて払ってしまっていたのだ。
 話をして2重で払った分の金額は、俺の口座に振り込んでもらうことにした。 そのお金を返してもらえば、ビールを4ダースくらい買える。

 その後はリジィの家に行って、旅行中に荷物を預かってもらえるかお願いをする。 色々と助かる。

 夜はガサントと、彼の家族を夕食に招待する。
 彼には自動車購入の際に色々とお世話になったからな。 ムスリムが豚肉が食べられないとかあるからちょっと迷ったが、結局中華料理屋に連れて行った。
 日本食は高いから・・・ 中華でも、海鮮料理や鶏肉を頼んで問題はなかったが、初めて中華料理を食べるらしく、中々料理を口にしない。
 酢豚の鶏版だけは、「旨い」と言って平らげたが。

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2005年7月14日(木)
筋肉注射3本

 歯医者に行く。 3月に南アで親知らずを2本抜いた時に、保険会社に請求する書類を医者に書いてもらったのだが、取りに行くのをすっかり忘れていて、早4ヶ月も経ってしまった。 でも、ようやく今日ゲット。

 昨日に続いて『Medi-Travel International』に行って、予防接種を受ける。
 注射器が3本並べられているのを見ると、気分が滅入る。
 破傷風、腸チフス、A型肝炎の予防接種で、筋肉注射というのが嫌。 なんとか泣かずに、連続3本腕に刺されたが、思ったより痛くなかったぜ。

 ついでに注射器セットを買う。 これから行く場所で病気になって、ワクチンを打ってもらう時に、持参した注射針を使ってもらった方が安心だ。 使い古しの注射針を使われてエイズにでもなったら嫌だからな。
 注射器セットは、シリンダー、注射針が数本入っていて、消毒ガーゼなども入って50ランド(約830円)。

 夜、ヘルガとお別れディナーを『Madame Zingara』でする。

 写真はブタの頭。

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2005年7月13日(水)
マラリア予防薬

 朝、車を買った中古車ディーラーに行く。
 ジャッキをもらうのを忘れたと思って行ったのだが、後部座席の下に入っていた・・・
 ついでに領収書をもらっておく。

 帰りにガソリンを入れてお金を払おうと思ったら、財布の中にお金が入っていなかった。 ツケにしてもらって、ATMを探して回る。
 このまま逃げようかとも思ったが、真面目な俺はきちんとATMでお金を下ろして払いに戻った。

 午後はウォーターフロント内にある『Medi-Travel International』に行く。
 『Doxitab』というマラリア予防薬を処方してもらう。 100錠で232.9ランド(約3,840円)だった。
 マラリア感染ハイリスク地域に入る2日前から服用し、毎日1錠飲む。
 さらに明日に破傷風、腸チフス、A型肝炎の予防注射をする予約をしておく。 黄熱病はアンゴラ以北からで、南部アフリカを旅行する分には問題ないそうだ。

 昨日に引き続いて、またまたCanal Walkに行く。
 『Game』というホームセンターが入っているのだが、キャンプ用品も置いてある。 『Cape Union Mart』より安い・・・ 今更後悔しても遅いけど。

 夜は領事館の桜井さんの家でお夕食。 酔っ払って、暴言を吐いていたそうだ・・・ 中途半端にしか覚えていない。

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2005年7月12日(火)
自動車保険

 彼女に保険会社『Dial Direct』に電話してもらって、自動車保険に加入する。
 月額512.44ランド(約8,200円)の保険料で、ラジオの盗難もカバーされる。 とりあえず保険期間は6ヶ月にしておいた。 南ア国外での事故にも対応しているというから安心だ。

 Canal Walkに行って、4人用テント600ランド(約9,900円)と、シガーソケットから電源が取れるクーラーボックス600ランド(約9,900円)を買う。
 今回のテントは内部の高さが165cmあるし、2m四方の広さだから余裕だ。
 野戦テントはしばらくお休みだ。 情勢の不安定な国で迷彩色の野戦テントを張っていたら、ある意味危ないかも知れないしな。 でも今回のテントは重い! 戦争になったら、重さのせいで動きがノロくなって死ぬな。 あと、テントの張り方の説明書がないのが非常に気になる。

 Canal Walkに行ったついでに、N1 Chinese Foods Super Marketに行って、豆腐(写真)を買ってきた。
 1丁3ランド(約50円)と安い。 しかもバンコクの『卯の花』の豆腐より旨い! 『卯の花』の豆腐は高いしな。

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2005年7月11日(月)
納車

 朝、中古車ディーラーに行って残金95,000ランド(約157万円)を払って、車を受け取る。
 名義変更済みの書類も受け取り、これで晴れてオーナー。
 運転してみると、ハンドルの癖も直っていて文句なし。 ただやはりエンジン音がうるさいのが気になる。 ディーゼル・エンジンだから仕方がないとは言え、長距離をずっとこの音を聞きながら運転したら疲れそうだ。
 4WDで10万ランドを切るとなると、コンディションもこれが限度なんだろうな。

 家に帰ってから、昨日の続きで彼女と喧嘩。
 半狂乱になった彼女に靴で叩かれ、さらに彼女は机を蹴ったり暴れていた。 お互いもう別れることにしたが、夜に彼女が友達と食事を食べて帰って来たら、やっぱり一緒に旅行に行くことになった。

 今回の教訓、ご飯は大事。





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