ゆずランドへようこそ

日本観光日記


この日記は1週1ページで、最終更新日が一番下になります


<<前のページ | 次のページ>>
フレーム
2005年11月14日(月)
萌えない

 チッチキチー。 実家最後の荷物整理をする。 昔の持ち物を整理していて、『完全イラスト プロ料理の基本 フランス料理 [オードブル・ポタージュ]』という題名の本を発見した。 なんじゃこれ?!と、しばらく考えて思い出した。 昔々に「料理の作り方を覚えるぞ」と2日間だけやる気になった時があって、その時に買った本だ。 『プロ料理の基本』、しかも『フランス料理』の本を買ってしまったが為、パラパラめくって解読不能だったため本はお蔵入り、やる気もお蔵入りになった経緯がある。 あのまま本を熟読していたら、今頃の俺はフランス料理のシェフになっていたかと思うと人生って恐ろしい。
 今も旅行中も、パソコンの他に容量160GBの外付HDDを持ち歩いていた。 これに音楽5,100曲以上、写真、映画を保存してそれなりに重宝していたのだが、決定的欠点として重い! ほぼパソコン本体に近い重さがあるから、また日本からタイ、タイから南ア、さらに・・・と移動するには邪魔この上ない。 そこで写真、映画はDVDに焼いて、18.8GBある音楽データだけはパソコン本体に入れることにした。 30分以上掛けてコピーしたのだが、コピーした途端にパソコンが固まって動かなくなった。 かなりヤバイ・・・
 熱川バナナワニ園の目の前にある伊豆熱川駅から伊豆急行線に乗り込む。 電車は2席2席が向かい合った席と、反対の窓際に横に伸びる席が2種類があり、窓際の席に座った。 ところが、しばらくすると向かいの向き合った席に座っているおばちゃんたちに「こっちにおいで」とお声が掛かった。 うざいから固辞していたのが、向こうもしつこい。 結局、性格が良い俺は誘われるがままおばちゃんたちと相席する羽目に・・・ 聞きたくもないつまらん話の聞き役をさせられ、差し出されたお菓子を食いながら、彼女たちがいつ降りるかを今か今かと気にしている俺だった。 『Noと言えない日本人』

フレーム
2005年11月15日(火)
冨嶽三十六景

 朝方に震度3の地震があったらしい。 友達は揺れで起きたらしいが、俺は爆睡。 昔、伊豆群発地震の時なんて1日に300回とか揺れてたから慣れた。
 固まったままのパソコンを何とかするため、秋葉原に行って外付HDDを買った。 今度は容量60GBのポータブル・タイプだから、今までのタイプより全然軽い。 シャツのポケットに入れても余裕だ。
 友達と、上野の東京国立博物館で開催中の『北斎展』を見に行く。 芸術の秋だから、芸術家の俺は葛飾北斎に興味津々。 感想は、「絵、細かいね」。
 上野駅の高架下で熱燗を飲みながら、モツ煮を食らう。 すっげー狭い店内には人がいっぱい。 ちょっと動いただけで、隣の人に肘が当たる。 満員電車で揺られた後に、満員飲み屋で飲むなんて、日本人の狭い所好きにも鬼気迫るものがあるよな。
 部屋に戻ってからパソコンをいじる。 結局、元通りの状態に回復したころには、時計は午前4時半を指していた。

フレーム
2005年11月16日(水)
松浦亜弥

 寒いから部屋で引きこもり。 平日で、皆は働いているから誰も相手をしてくれない。 1人でメイド喫茶には行きたくない。 部屋でダラダラしながらも、明後日の出発に備えて荷物をまとめて、ヤマトの空港便でスーツケースを送ってしまった。 今回の俺のスーツケースの中身は、インスタントラーメン、味付け海苔、カレーなど食い物系で占められている。
 夜、サッカーのキリンカップ“日本対アンゴラ”をテレビでやっていた。 試合前の日本国国歌独唱を松浦亜弥がやっていたんだけど、あれはどーなんでしょう? 声量の無さが丸分かりじゃん。 肝心の試合の方は、いつもの通り決定力不足全開な試合運びで、ドキドキ感ゼロ。 あー、日本は平和だ。

フレーム
2005年11月17日(木)
みなとみらい

 今日は超寒い! そんな中、横浜のおばあちゃんの家に行く。 ところが降りる駅を間違えて、みなとみらい駅でウロウロ。 桜木町駅前のバスターミナルから乗るのを思い出し、仕方なく歩く。 タバコを吸いながら歩いていると、何やらタスキを掛けたおっさんが近づいてきた。 「その吸殻どうされるんですか?」だって。 手渡されたポケットティッシュには、『第8条: 何人も、空き缶等及び吸い殻等をみだりに捨ててはならない。 第28条: 第8条の規定に違反した者は、20,000円以下の罰金に処する』と書かれている。 『空き缶“等”、吸い殻“等”』の“等”って、随分と日本的曖昧さがあるんじゃないの?と思ったが、自分の場合は『吸い殻』にどんぴしゃ当てはまってるから発言は控えた。 おっさんに吸いかけのタバコをあげて、バスに乗り込む。
 アフリカ旅行の写真をおばあちゃんに見せた。 ゼンバ族の写真を見ながら、「アフリカは暑いんだろうねぇー」と言う。 「なんで?」と聞くと、「だってこんなに日焼けして」って・・・黒人は日焼けじゃないから。 さらにヒンバ族の女の写真を見せて、「彼女たちは、オカという泥を全身に塗って生活している」と説明すると、「背中はどうやって塗るの?」だって。 「・・・・」返事に困っていると、「だって背中に手届かないじゃない」だって。 確かに。 今度聞いておこう。
 夜は、新橋で以前の取引先の皆さんたちとお食事。 食後は、中国人パブでリリーちゃんを横に付けながら、靖国問題から変態の話まで幅広く意見交換をした。

フレーム
2005年11月18日(金)
タイ王国帰還

 早朝6時半に起きて、荷物をまとめ電車に乗り込む。 ちょうど朝の通勤ラッシュと重なってしまい、死にそうなくらい混んでいる。 禿げ親父とキスしちゃいそうなくらいに顔が近く、ある意味ドキドキする。 横揺れに気をつけないと、ホントにキスする羽目になるかも知れないので、一時も油断出来ない。 これがカワイイ女の子だったら、自分だけ勝手に横揺れしてもいいのだが、朝の通勤ラッシュ時の親父率は予想以上に高かった。
 東京メトロ半蔵門線で水天宮前まで行き、駅に隣接する東京シティエアターミナルからバスで成田空港に向かう。 何度も言うけど、ホント成田空港って不便! 石原都知事が羽田空港の国際便発着数を増やすと言ったら、千葉県知事が反対表明してたけど、それって空港から入る税収入が減るからでしょ? 結局は利用者の利便よりも金なんだよ。 成田空港が便利なのって千葉県民だけじゃん。
 日本出国手続きのX線検査で、「ズボンのベルトを取って下さい」と言われた。 そんなこと言われたの初めて。 「ついでにズボンも脱ぎましょうか?」と言ったら、真顔で「それは結構です」だって。 冗談だよ、バーカ。 それか、そんなこと言う奴が多くて面白くなかったかな?
 予想通り、ビーマンバングラディッシュ航空のBG73便は出発時刻が遅れた。 でも1時間遅れなんて良い方だ。 相変わらずビーマンは満席状態。 週1便しかないけど、安いからパッケージツアーとかで利用されるんだろう。
 俺の前の席にバングラディッシュ人の親子が座っていたのだが、ガキ2人が超うるさい! イスの上で飛び跳ねるわ、ヘッドホンを振り回すわ、ずっと叫んでるわ、俺の枕を投げるわで、躾がなってない。 だから、ガキのイスをガシガシ蹴っていたのだが、逆効果でガキを元気にさせてしまった・・・ やっぱりビーマン最悪だ。
 夕方6時、バンコク・ドンムアン空港に到着。 ねっとりとした湿気たっぷりの空気が体にまとわり付いてくる。 タクシーで市内に向かうが、金曜の夜ということもあり大渋滞。 特にディンデンは高速も一般道も動かない。 一般道なんて、6車線あるのにこの混み様・・・ 結局、松田ハウスに着いたのは8時。 でもタクシー代は300バーツ(約900円)。 日本なんて空港リムジンバスに50分乗るだけで、900バーツだぜ。
 夕食は、トンローの日本村『寅次郎』で食う。

フレーム
2005年11月19日(土)
SIMロック

 日本で買ってきたボーダフォンの携帯電話903SHのSIMロック解除の情報収集をしに、マーブンクローン・センター(MBK)に行く。
 知らない人のために説明すると、海外(日本・韓国・アメリカ除)ではGSM対応携帯電話を1台持っていれば、あとは行った先の国でSIMカードを買えば、その国の携帯電話として使用出来る。 タイにいる時にはタイのSIMカードを携帯に差し込んで使い、南アにいる時には南アのSIMカードを携帯に差し込んで使い、ドイツにいる時には・・・と各国でその国のSIMカードを使えば海外ローミングをする必要もなく、電話代を安く済ませることが出来る。 実際、俺の場合はタイ、南アフリカ、ナミビアのSIMカードを持っている。 プリペイド式のSIMカードだと簡単にコンビニで買うことが出来て、大体数百円程度。 南アなんて60円ぽっち。
 例えば俺の携帯電話のバッテリーが無くなってしまったとする。 でもお客さんから大事な電話が掛かってくることになっていた場合、自分の携帯電話からSIMカードを抜いて、友達の携帯電話のSIMカードと交換すれば、俺への電話は友達の携帯電話に掛かってくる。 つまりSIMカード(俺の電話番号)さえ持っていれば、携帯電話本体が何であろうと関係ない。
 日本でもボーダフォンとドコモのFOMAがSIMカード対応機種を出しているが、生意気にも海外のSIMカードを入れても作動しないようにSIMロックというものが掛けられている。 でも日本の携帯電話は機能がすごいし、友達に日本語でメールを打てるのが魅力的。 そこでSIMロックを解除して、海外のSIMカードを入れても作動するように携帯電話をいじっちゃうのが“SIMロック解除”。
 日本でSIMロック解除をすると8,000円以上するが、マーブンクローンでは700バーツ(約2,100円)。 今日は情報収集だけして帰ってくる。
 夜は、フジスーパー2の『ブロシェット』で魚フライ定食(ジャコご飯付)を食らう。 その後は野郎4人でトンローの『SHE』で飲む。 お会計してビックリ、1万バーツ(約3万円)なり。

フレーム
2005年11月20日(日)
家具

 タイに住んでいた時に持っていたアジア家具を日本に引越し便で送った。 送料4万バーツ(約12万円)。 記憶が定かでないが、確か家具全部を合わせても8万円くらいだったはずだから、家具の値段より送料の方が高い。 でも量産品ではない家具は一期一会だと思っているから、気に入ったら衝動買いするし、手放す気はない。 こうして住所不定のくせに荷物だけは増えていく。
 皆さんと、トンローの『いもや』で飯を食う。 話題はなぜか出産と○ェ○バー。





  Copyright © 2004- Yuzurand All Rights Reserved