ビリニュスを「まぁまぁ好き」、リーガを「けっこう好き」と書いた俺だが、ここエストニアのタリンは?と言うと・・・ なんと、バルト三国の中で一番好き。
良いよ!!ここ。
ビリニュス、リーガと違い、タリンの旧市街は新市街と完全に分かれている。 もちろん、ビリニュス、リーガも分かれてはいるのだが、タリンほどではない。 タリンの場合、旧市街を城壁が囲んでいるので、文字通り分かれざるを得ない状態になっている。 たったこれだけの違いだが、雰囲気は明らかに違う(俺の中では)。
こんな雰囲気の旧市街は、クロアチアのドブロヴニク以来かも知れん。 ポーランド・クラクフの旧市街もかなり良いらしいのだが、俺は1週間の滞在で30分くらいしか行ってないから分からん。
もちろん、ドブロヴニクの時のような晴天は望めないが、小雨で濡れて光る石畳と、古い町並みが妙に雰囲気を醸し出していて、それはそれで“いとおかし”。
書き忘れたけど、ここもUNESCOの世界遺産です。 つまり、バルト三国の首都は3つとも世界遺産。 この3つの内で貴重な建築物が一番多いのは、ラトビアのリーガだけどね。 だから、人によって好みが分かれるところだとは思う。
そんなタリンの旧市街を当てもなくブラブラと散策した。 バルト三国に入る前は、『いよいよ旧ソ連領かぁ・・・』という気持ちもあったのだが、ある意味で期待外れに終わった。 人も良いし、街も良いし、“旧ソ連”という肩書きがウソのようだ。
新市街も行ってみたが、さらにその思いが強くなる。 多分、1990年代前半の独立直後に来た人が見たエストニアと、今のエストニアではかなり違うのではないだろうか? この15年ほどで、急速に発展しているのだと思う。 ある意味では、今まで訪れた東欧の中で一番進んでいる国かも知れない。
まぁ、俺がバルト三国で訪れたのはそれぞれの首都だけだから、国全体レベルでの話になると違うかもしれないけど。
そんなわけで、バルト三国に押し寄せる北欧資本の波を確かめるべく、フィンランドに行っちゃいます。
だって、近いし安いんだもん。 エストニアの首都タリンからフィンランドの首都ヘルシンキまで、たったの3時間で、約1,800円くらい。
水中翼船なら、たったの1時間40分。
フィンランドからどーするのか?
それはちょっとしたお楽しみ。 旅行者にあまり馴染みのないマニアックな国境を通ってロシア入りしようかなー?と考えているところ。
ただ、これをするには北極圏に入って、北極点まであと2,300kmって距離のところまで行かないといけない。
色々と大変そうだから、場合によっては大人しく“一般的な”ルートでロシア入りするかも知れないけど。
実は、今日で南ア・ケープタウンを発ってから10ヶ月が過ぎた。 月日が経つのは早いものです。
この1ヶ月間で使ったお金の合計は・・・
約29万2,650円です! 出ました、新記録!
これは明らかに、ロシアとベラルーシのビザのせいですよ! 高い・・・高過ぎる・・・
そして、俺はいつ日本に辿り着けるのでしょうか?
それ以前に、いつイスタンブールに辿り着けるのでしょうか?
旅の出費(2人分);
食費: 63.1クローン
入場料: 16クローン
外食代: 105クローン
宿代(1泊分): 360クローン
国際フェリー代(タリン→ヘルシンキ): 380クローン
合計: 924.1クローン(約8,920円)
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