ゆずランドへようこそ

日本上陸目前日記


この日記は1週1ページで、最終更新日が一番下になります


現在地はどこなの?

<<前のページ | 次のページ>>
兵馬俑坑 in 西安
2007年11月19日(月)
兵馬俑

 西安に来て早1週間が過ぎようとしている。
 何もしていない割に西安に飽きてきた、というか中国そのものに飽きてきた。 もう牛肉面はうんざり・・・
 そこで、今日は気合を入れて『兵馬俑』へ行って来た。

 秦の始皇帝の墓である『始皇陵』は、世界一でっかいらしい。
 そして、この墓の周辺には“陪葬坑”と呼ばれる「皇帝を埋めるついでに埋めちゃえ!」的に色々なものを埋めた穴が500ヵ所以上発見されている。
 その陪葬坑の中で最も大規模なのが、『兵馬俑』である。 1974年に発見された第1号坑には、約7,000体の実物大の兵士や馬が始皇陵を守るかのように立っている様は、俺も写真で見たことがある。

 『兵馬俑』へ向かうバスでウトウトして、着いたと思って慌てて飛び降りたら全然違うところだったから、また別なバスに乗り換えて無事『兵馬俑』に辿り着いたほど、ハードな移動であった。
 やはり超有名観光地だけあって、オフシーズンにも関わらず観光客が多い。 中国人観光客も当然多いが、西洋人観光客も団体で沢山来ていた。
 そういえば俺、敦煌以来日本人に会っていないな。 中国に入ってからも、カシュガル、ウルムチ、敦煌の3ヶ所でしか日本人旅行者に会っていない。

 まず目に付いた建物に入ったら、そこが第1号坑だった。 巨大な体育館のような建物の中に入っていくと、いたいた! 兵士と馬。

 確かにフィギア好きには堪らない場所ですよ。
 凄い、確かに凄いんだろうけど、あんまりテンション上がらないんだよねぇー。
 フィギアよりも、周りの中国人観光客の方に気が散っちゃって・・・
 ここは写真撮影は大丈夫なのだが、フラッシュは禁止されている。 だが、中国人たちは「でもそんなの関係ねぇ! おっぱっぴ〜♪」状態ですよ。
 写真撮ってる奴、全員フラッシュ焚きまくり。

 こういう人間って嫌いなんだよねぇ。
 例えば、写真撮影禁止の場所で写真を撮るのは、基本的に何とも思わない。 禁止の理由なんて、どうせくだらない事が多いから。 でも、フラッシュ禁止ってきちんと理由があるでしょ? 特に美術品の前でフラッシュを使うことは色に悪影響を与えるから禁止されているのであって、至極もっともなことだ。
 確かに、フィギアたちの色はとっくに褪せてしまっている。 出土した時は色が付いていたらしいが、その後外気に触れて急激に色褪せてしまったそうだ。 それでも、考古学上は最重要文化財であるわけだから、少しは気を使っても良いと思うんだけどね。

 彼らには迷いがない。
 っていうか、何も考えてないんでしょう。
 第1号坑とは別の博物館でも、展示品に超接近してフラッシュ焚きまくりで撮影している。
 あのねぇー・・・ガラスケースの前でフラッシュ焚いて記念撮影しても、ガラスに反射して写真にはきちんと写らないと思うし、下手にフラッシュ焚いて撮るよりも、絞りを開いて撮った方がキレイに撮れたりすると思うんだけど。

 人民にはロシア・サンクトペテルブルグのエルミタージュには行って欲しくない。 そう思いました。
 あそこは写真撮影OKだからね。 でも、絶対にフラッシュ焚く奴がいるんだなぁ〜、これが。 そういう奴の積み重ねで、結局は写真撮影自体が禁止されてしまう。

 今日は、『兵馬俑』よりも観光に来ている人民の方にイライラして、楽しめたとは言い難い。
 はぁ〜、そろそろ旅行自体も潮時だな。

旅の出費
外食代: 21元
入場料: 65元
バス代: 15.5元
合計: 101.5元(約1,600円)

兵馬俑 第3号坑 in 西安
2007年11月20日(火)
日記のタイトルを変えました

 香港に行くルートを考えていた。
 一度、北京に北上してから南下を始めて、上海など沿岸沿いを香港まで下るルート。 西安から内陸部を南下して、成都、昆明と下ってから東に抜けて沿岸の香港に出るルート。
 どちらのルートを選ぶか・・・散々迷ったのですが、最近ある事に気が付きました。

 香港、遠い!! ほとんどベトナムじゃねーか!
 行くのが面倒くせー・・・
 ギリシャで買ったB5サイズの邪魔なほど大きな地図帳とにらめっこをしていたら、「あれ?!」
 今いるのは西安です。
 そのまま東に向かって日本に近づくと・・・上海がある! その上海で船に乗れば、そこはもう日本!
 香港から日本に飛ぶといっても、年末年始の時期は飛行機代がすっげー高くなっていそうだし、船で帰った方が無難かも知れない。 しかも、西安、上海、日本は、帰国への最短ルートでもある!
 なんか、香港とかどーでも良くなってきた。
 日本が近づいて来て気が抜けたとかじゃなくて、ただ単に定期的に襲われる毎度おなじみ“やる気なしなしモード”に入っただけなんだけど・・・

 決〜めた!
 俺は、今いる西安を出た後、上海に行って旅を、いや10年間の海外生活を終えます。 つまり、この後に行く町は上海しかありません。
 やり残したこと?
 沢山あるような、何もないような、その時の価値基準次第でどちらにも取れるから、今は考えないことにした。

 何だか急いでいるような感じがするかも知れないが、実際に気持ちは日本に飛んでいる。
 昔からこの日記を読んでいる人や、友達は知っていることだが、俺には『日本に帰国後、5年間働いて3000万円を貯めて、四駆で世界一周をする』という目標がある。 もちろん、目標は『四駆で世界一周する』ことであって、『5年間で3000万円貯める』ことは目標を達成させるための準備段階でしかない。
 世界一周というのは、“いつものごとく”何となくタイトルを付けたかっただけの事で、実際にはアフリカが念頭にある。 アフリカの大自然を自分で運転して縦断してみたい、これが一番の目標だ。 ついでだからアフリカまで運転して行っちゃえ!的なノリである。
 今まで漠然としていた5年間の予定が、最近は頭の中でかなり形になって来た。 先々週の日記に「時間が惜しく感じてきた」と書いたのも、形が鮮明になって来たからだ。
 2013年、頭の中では間違いなく俺はロシアのウラジオストクから走り始めている。 2000万円くらい貯まった時に気が変わって「フェラーリ買っちゃおうかな・・・」とさえ思わなければ。

 12月最初の週、日本に上陸します。
 再来週です。

 帰国する日付まで予定が立ったら、あとは惰性。
 今日はシューズを買い換えようと思って、西安のショッピングセンターを数軒回ってアディダス・ショップ巡りをしたのだが、全然良いシューズが売ってない! 一目惚れしたシューズがあったら即買い出来るように大金を持って行ったのに・・・ やっぱり上海なのかな?

 仕方がないからDVDを買っちゃった。
 今日買ったのは・・・
 フランス映画『あるいは裏切りという名の犬』、北野武監督『監督・ばんざい!』、Mr.ビーン『ジョニー・イングリッシュ』、『Mr.ビーンのホリデイ』、モニカ・ベルッチ主演『マレーナ』の5枚。
 モニカ・ベルッチ・・・ 実は好き・・・
 なんなの、この色気は?!
 しかーし買った5枚の内、モニカ・ベルッチのDVDだけが日本語字幕が変で、かなりショックだったんですけど・・・ 翻訳ソフトで翻訳した滅茶苦茶な日本語で、意味は何となく分かるがムカつく日本語。

旅の出費
タバコ: 3元
DVD: 40元
食費: 11.7元
外食代: 20元
市バス代: 3元
合計: 77.7元(約1,230円)

趣味の悪い警察署 in 西安
2007年11月21日(水)
中国なのにアフリカ

 先週、宿を替えたのだが、2泊しただけで結局この前の日曜日に元の宿に戻って来た。
 戻って来てからというもの、4人部屋ドミトリーには俺ともう一人の2人しか泊まっていない。

 その一人というのが、ガーナ人である。
 中国に来ているのにアフリカ人・・・ ロシアでもケニア人と相部屋だったし、何なんだ?
 そんなガーナ人マイクが、やたらと俺に質問を浴びせてくる。

 まずは、アフリカが現状抱えている問題点と、将来の展望を聞かれた。 しかし、質問はアフリカのことだけには留まらず、中国の反日感情について、政治体制について、台湾問題について、終いには宗教について質問攻め。
 これで今日1日が終わってしまった。
 最初は、デリケートな部分に関する質問が多過ぎるので「こいつは思想検閲のスパイなんじゃねーか?」と疑問に思ったほどだ。 毛沢東主義に心酔したガーナ人が、中国に出入りする外国人に近づいて思想を調べ上げ、当局に危険人物として報告する。
 発想としては面白いが、まぁ有り得ないだろうけど。 中国に来たら、社会主義信奉者も幻滅しちゃいますよ。 地域所得格差が50倍とも言われているこの国で、社会主義? 共産主義?
 現実を目の当たりにしても、理想にしがみ付いていられたら偉い! っていうか、馬鹿?

 自分の考えを英語で説明するのが、こんなに面倒なことだとは・・・ 言語って結局は、文法どうこうよりも単語のボキャブラリーが最終的に物を言うと痛感した。

 アフリカに関しては、俺が前から持っている自論をそのまま言った。 援助者と被援助者という構図で語れば、現在のアフリカは間違いなく世界の底辺であり、100年後も全体的に底上げはされているだろうが、世界規模で見れば相変わらずの底辺であろうと。
 それを打破するには、アフリカ人自身の乞食根性を変える必要があること、未だに経済構造が植民地時代のモノカルチャー経済構造になっており、そこから脱却する必要があること、等等。

 ちなみに百科事典で調べると、ガーナの主要輸出向け換金作物はカカオだった。 カカオの輸出は、国家の輸出額の4分の1を占めるそうだ。 しかも、その他の輸出品はコーヒー、ヤシ油、落花生、タバコ・・・
 マイクが「なぜ中国はアフリカよりも遥かに食材が豊かなんだ?! 中国の農村は非常に貧しいのに、食べ物に関しては豊かだ」と言っていたが、「だって、お前ら食材を作ってねーじゃん!」の一言で片付く。 カカオ、コーヒー、タバコって嗜好品だし。 そんなんで「食材が貧しくて、(アジアと比べて)食べるものがない」って言われても・・・ 仕方ないんじゃね?
 「うーん・・・」と唸っていたが、少し考えれば分かることでしょー。

 彼も「日本からDNPペーパー(写真プリント用の紙らしい)を、アフリカに輸入するんだ!」と言うが、その発想が世界の底辺に君臨(?)し続ける根源の一つだと思うんだけど。
 アフリカ人の口からは「何々をヨーロッパや日本から輸入する、したい」という話しか聞いたことがない。 物を左から右に動かして利ざやで稼ぐ方法はリスクも少ないし、手っ取り早く儲かる手段で『初期段階』では良いと思うけど、全員が全員そういう考えしか持っていなかったら、アフリカは発展しないだろうね。
 今後、益々世界中で電子商取引が進んで、B2Bが主流になってくれば、従来のような物を左から右に動かすだけの商社機能はその存在価値を失っていくだろうし。
 日本の商社が良い例でしょう。

 なぜ『(市場規模次第だけど)ゆくゆくはDNPペーパーの製造技術を盗んで、自分で生産しよう』という長期的ビジョンを抱けないのか? まぁ、DNPって大日本印刷の略だと思われるから、特許とか技術の問題でそう簡単には生産できないだろう(っていうか、無理だろう)けど、結局は貿易じゃなくて製造業が発達しない限りは何も変わらんだろうな。
 農作物を輸出して、文明の産物である二次産業の製品を輸入する。 これが続く限り、アフリカは『アフリカ』のまんま。
 その点、アジアなんて直ぐにコピーしちゃう。 中国しかり、タイしかり。 日本だって昔はそうだった。 そして、そういう国が技術を自分のものにして急激に発展しているわけだから、そこから何かを学び取らないのかね?

 中国については、台湾問題も含めて、旅行中に感じたことがあるので、マイクに話した内容を近いうちにブログにでも書こうかな?と思う。
 中国から台湾に攻撃を仕掛けることは、まずないだろうという意見なんだけど。

 英語でこういう会話は疲れる・・・
 あとアフリカ人の物事の考え方が、どいつもこいつも同じ次元で面白くない。 客観的に見れば、もっと見えてくるものもあるのに。 乞食根性が染み付いているんだろうけど。

 写真は、西安の中心地にある公安局。
 日本でいうところの、警察署。 遠山の金さんとか出てきそう・・・

旅の出費
外食代: 13元
宿代(3泊分): 105元
合計: 118元(約1,860円)

鐘楼 in 西安
2007年11月22日(木)
西安最大のモスク、潰れる

 今日もマイクが絡んできた。
 人生について、神について・・・ なぜかいつも質問攻めで、あまり自分の意見は言わない。 まぁ、彼の意見を知りたいとは思わないが。
 段々とうっとおしくなってきたので、今や俺の対応も素っ気無いものである。 まともに答えなくなった。

 でも、これは良い機会だったと、昨日彼に話した中国に関しての俺の意見は、まとめてブログに書いてみた。
 この前のブログの記事が2006年3月だったから、実に1年半以上ぶりにブログを更新した。

 実は、さっさと上海に行ってしまいたいのだが、あと3日くらいは西安にいるつもり。
 用事が済んだら、列車のチケットを購入して上海に行きます。 マイクもうざいしね。

 西安に長くいるのに、『兵馬俑』にしか行っていないのも勿体無いかな?と思い、西安市内にある『清真大寺』に行ってみることにした。
 『清真大寺』は、唐の時代に創建、明の時代に再建された西安最大のモスクである。
 大体の位置は把握したので、地図を持たずに出掛けた。 ところが、歩けど歩けど辿り着かない。 絶対にこの辺りだと思うんだけどなぁー、と歩き回っていると、城壁の西門に出てしまった。
 おかしい・・・ 俺の勘は間違っていなかったはずである。 なのに、なぜ『清真大寺』に辿り着けなかったのだ?
 考えた挙句、「潰れて取り壊されたんじゃねーか?」という結論に達した。
 ということで、西安に行く皆さーん! 『清真大寺』は倒産して無くなったっぽいですよ!

 写真は、西安の中心にある鐘楼。

旅の出費
タバコ: 3元
外食代: 15元
合計: 18元(約280円)

西安駅
2007年11月23日(金)
上海に行っちゃうよ

 買っちゃったぁ〜!!
 明後日、日曜日発の上海行き特快列車のチケットを買った。 西安から上海、そして上海から大阪である。 上海行きのチケットを手にすると、「いよいよ日本も間近だなぁ」と実感する。
 座席は、「二度と硬座には乗らねぇ!」という宣言通り、ベッドにした。 中国では初めて乗る寝台である。
 旧ロシア圏の寝台列車と比べたら、どちらが乗り心地良いのだろう?

 もう、日本帰国間近となれば、気分は短期旅行者である。 欲しいモノを色々と買わないと。
 ただ、西安には欲しいモノが売ってないんだよなぁ〜。 やはり、ここは中国一の大都会・上海でデパート巡りするしかない!
 西安では、中国タバコ『真龍』を1カートン買うだけにしておこう。 このタバコ、パッケージが派手なのだ。 キラキラしていて、スカジャンみたいなパッケージ。
 お土産用にいいかな?と思って。

 新彊ウイグル自治区で吸っていたタバコを、甘粛省で買おうとしたら、売っていなかった。
 省ごとに売られているタバコが違うのである。
 甘粛省を出て、陝西省に入ったらまた売られているタバコが変わった。 新彊で俺が吸っていたタバコも手に入るようになった。
 上海はまた省が変わる。 『真龍』が売られているか分からないから、今の内に買っておかないと。

 写真は、西安駅。

旅の出費
DVD: 10元
タバコ: 50元
外食代: 18元
市バス代: 2元
列車チケット(→上海): 312元
合計: 392元(約6,190円)

生殖保健医院
2007年11月24日(土)
カリフォルニアらーめん

 写真は本文と関係ありません。

 中国人と同じように、俺の朝食は牛肉面である。
 今日は西安駅の方に歩きながら、牛肉面屋を探した。 すると、駅の目の前に『美国加州牛肉面大王』なる店を発見した。
 日本語に訳すと、『アメリカ・カリフォルニア牛肉麺大王』である。
 意味が分からん!!

 九州に遊びに行って、駅の目の前に『アメリカ・カリフォルニア豚骨らーめん大王』という店があるのと同じことである。
 そんな店、絶対に入らねぇーだろ?!

 だが、俺は敢えてその店に入ってみた。
 意外なことに、店内は満員御礼状態である。 まぁ、西安駅の目の前という立地だから、当然と言えば当然だが。
 メニューを見て、ビックリした。
 たかが牛肉面ごときで10元(約160円)って!! 普通は、3元(約48円)くらいである。
 その名も、『カリフォルニア牛肉面』。
 もちろん、これをオーダーする。

 俺はアメリカという国には行ったことがない。 もちろん、カリフォルニアという地名は聞いたことはあるが、アメリカのどの辺にあるのかなど知らない。
 ということは、この『カリフォルニア牛肉面』が俺にとって初めての“カリフォルニア体験”になるわけである。

 待たされること、5分。
 ようやく『カリフォルニア牛肉面』がやって来た。
 おぉー、これがカリフォルニアか?!
 いつも食べているチャイニーズ牛肉面との違いがよく分からないが、俺自身はカリフォルニアを知らないわけである。
 きっと、これがカリフォルニア・テイストなのだ。
 特に美味しいとは感じなかったが、きっとカリフォルニアもこの程度の場所なのだろう。 ハンバーガーの国だから仕方ない。

 あれ?
 フッと従業員の被っている帽子を見ると、英語で『California Beef Noodle』と書かれていた。
 むぅ、気持ち“California Beef”と“Noodle”に分けて読めなくもない。
 もしかして、カリフォルニア産ビーフを使った牛肉面であることを売りにしているお店なのだろうか。

 日本の場合はどうだろう?
 豚骨らーめん屋によっては、『国産黒豚使用』を宣伝文句にしている店も多いかも知れん。 つまり、“国産を使っている”とアピールすることが消費者にとってプラスに効用するのだ。

 反対に中国の場合は?
 ここ最近、見かけた中国関連のニュースを列挙してみよう。
 「色の悪いモヤシに漂白剤をかけて加工していた工場を摘発」
 「プラスチック製使い捨て食器の半数に問題。 催奇性、発ガン性も」
 「北京市衛生局は、同市で販売されていた中国製粉ミルクの7%から大腸菌が発見されたと伝えた」
 「北京で販売されている有料飲料水の内、少なくとも50%は中身が水道水の偽物」
 「フィリピンで中国製ミルクキャンディーを食べた小学生23人が嘔吐し入院」

 ・・・・・

 国産(中国産)じゃないの下さい!!
 こりゃぁ“国産を使っていない”ことをアピールした方がいいわな・・・

旅の出費
タバコ: 3元
ビール: 5元
外食代: 24元
宿代(1泊分): 35元
合計: 67元(約1,060円)

百姓医院
2007年11月25日(日)
最終地点へ

 写真は本文と関係ありません。
 ただの、『気になった病院シリーズ』第2弾です。

 今日は昼12時ぴったりに起床した。
 チェックアウトの時間ぴったりに起きれてしまうほど、俺は律儀な男である。
 今日は移動日だ。
 いよいよ西安から最終地点である上海に移動する。 そして、西安滞在最終日となる今日は色々とやる事がある。 次は西安にいつ来るのかも分からないのだ。 もしかしたら、もう二度と来ない可能性だってある。

 俺の残り少ない海外生活(旅行?)を満喫するべく、まずは一切手をつけていなかった荷造りを始める。 今の宿には、合計で10泊もしている。 リュックの中身のほとんどが外に出ており、生活臭すら漂い始めている。 これを片付けなければ・・・
 とりあえずお湯を沸かしてコーヒーを飲みながら、どうやって片付けてやろうか?一人作戦会議を立てる。
 ちょっと作戦会議に疲れちゃったから、一服しながら休憩・・・
 一服してたら、もう1杯コーヒーが飲みたくなってきて・・・
 結局、片付け終わるのに1時間半以上が掛かった。 この内、実際に片付けていた時間は30分にも満たないことを考えれば、俺の手際の良さは自画自賛ものである。

 手際よく荷造りをした後は、宿から一番近いレストランで牛肉面を食い、さっさと宿に戻ってポテチを食いながらボケーっと映画を観る。
 さらに、ネットで上海の宿を探す。 上海は都会だけあって、ユースホステルの数も多い。 12年前なんてユースホステルなんて1軒もなかったのにな。
 宿泊者のレビューを見ると、ホステル自身がサイト上で宣伝していることと違ったりする。 「部屋が非常に狭くて、窓がない」とか書かれていると、却下。
 とりあえずは、『Le Tour Shanghai Youth Hostel』という所に行ってみようかな?と決めた。 気に入らなかったら、また移動すればいいし。

 このように、西安最後の日を満喫した。
 13日間で、行ったのは『兵馬俑』だけである。

 今夜19時53分発のT140列車で上海に行きます。

旅の出費
タバコ: 6元
外食代: 36元
合計: 42元(約660円)





  Copyright © 2004- Yuzurand All Rights Reserved