宿に、またオーバーランダーが来た。
フランスから来た家族で、7才と9才の子供2人を連れて、ランドローバー『ディフェンダー』を改造したキャンピング・カー(写真)でユーラシア大陸を横断してキルギスまで来たそうだ。
“ユーラシア大陸横断”と聞くと大変そうな感じがするが、実際には中国の上海からポルトガルのロカ岬までは17,000km程度らしい。
俺が南部アフリカ大陸を四駆で一周した時は、21,000km走っているからユーラシア大陸横断以上の距離は走っている。 それを考えると、ユーラシア大陸横断は思っている以上に手軽(?)な感じで、意外。
オーバーランダーに会う度に、ヤキモチにも似た感情を抱いてしまう。 それに、焦りも・・・
ユーラシア大陸のハイライトは幾つかあると思うが、間違いなくタジキスタンのパミール高原もその内の一つに入るだろう。
現地の遊牧民に『世界の屋根』と呼ばれるここで、天山山脈、崑崙山脈、カラコルム山脈、ヒンドゥークシュ山脈が結ばれており、6〜7,000m級の山々が連なっている。
ソ連時代は、戦略上の要地として外国人は問題外、自国民さえ立入り制限されていた、いわば“秘境”だった場所だ。
自動車が走れる限界高度がいくらか知らんが、このパミール高原を愛車で縦横無尽に走り回ってみたいものだ。
夕食はスキヤキ。 昨日、オシュ・バザールで発見した白菜を使い、中華スーパーで豆腐を買って、キルギスとは思えない感じに仕上がってました。
旅の出費;
食費: 85ソム
ビール: 110ソム
合計: 195ソム(約620円)
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