早朝出発のマルシュルートカに乗って、アルメニアの首都イェレヴァンまで移動して来た。
アラベルディを南下し、小カフカス山脈につづくアルメニア高原を走る。 アルメニア高原の平均標高は1800mで、途中の車窓からはアルメニア最高峰のアラガツ山(4090m)が見えた。
わずか3時間弱で首都イェレヴァンに到着。
ここで韓国人とは別れ、1人でイェレヴァン市内をブラブラしてみる。
まず行ったのは、カスカード(写真)。 『ソヴィエト・アルメニア成立50周年記念碑』が頂上にあり、それに連なる巨大な階段状のモニュメントからなる。 もうソ連は解体しているので記念碑の名前は変わっているが、いずれにしても“大きいのが好き”という共産主義国家の遺産を見れた。
続いては、母なるアルメニア像。 これもソ連時代の遺産で、自由の女神みたいな巨大な女の像だ。 ちなみに、母なるグルジア像とか、母なるウクライナ像とか、旧ソ連の国々は巨大女像が沢山ある。 母なるアルメニア像の周りには、なぜか戦車やミグ戦闘機、ミサイルなどが置いてある。
その後は、町の中心を南下してオペラ・バレエ劇場を通り過ぎ、共和国広場を通って、最後は聖グリゴル・ルサヴォリチ大聖堂を見て観光は終了。
アルメニア人は思っていたよりも良い感じで、特に悪い印象はない。 実際にアルメニアに来る前は、「チンチャンチョン」と冷やかされて嫌な思いをしたとか、顔を見て笑われて嫌な思いをした(特にイェレヴァンで)などのネガティブな感想を聞いていたので、多少は気にしていたのだが、大して気になるほどのものでもない。
ようするに、ただの田舎者ってだけなのだ。 東洋人が珍しいから、友達とコソコソ話してクスクス笑ってみたりと、そういうレベルの話。
アフリカと一緒で、“フレンドリーさ”と“ウザさ”が比例してしまうのがアルメニアという国。
お金の話をすれば、グルジアより場面によって(バスとか値段が表記されていないもの)は若干劣るものの、アゼルバイジャンよりは遥かにまともだ。 今のところ、あまりボラれた記憶はない。
至ってまともな気がする。
旅の出費;
タバコ: 300ドラム
食費: 1,835ドラム
地下鉄: 150ドラム
シャワー: 500ドラム
外食代: 1,000ドラム
インターネット: 670ドラム
マルシュルートカ(→イェレヴァン): 1,700ドラム
合計: 6,155ドラム(約1,990円)
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