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ヨーロッパ旅行日記


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サンクトペテルブルグ、スパス・ナ・クラヴィ教会
2006年11月27日(月)
ロシアの印象

 ロシアに入って5日目。 とりあえずのロシアの第一印象は・・・良い!
 やっぱり、実際に来てみないと分からないもんだねぇ〜。 来る前に想像していたのと全然違うもん。

 物価は、けっこう安い。
 タバコで110円から120円と、チェコやバルト3国などと比べても全然安い。
 ビールは、500mlの瓶で85円前後。 酒屋に行けば、アサヒの『スーパードライ』や麒麟の『一番搾り』の他、梅酒も手に入る。 チェコ製『スーパードライ』は、ラトビアの首都リーガのスーパーマーケットにも普通に置いてあった。
 生ビールは、500mlの大ジョッキで240円前後。 店によって値段は違うのかも知れないけど。
 コーラは、スーパーで買えば75円くらいだが、商店などで買うと110円くらいする。
 ほとんど外食はしていないが、外食代はそこそこ高い印象を受けた。 軽く食って650円だったが、繁華街から離れたら安く食べられるのかも知れない。 ちなみにケンタッキーのハンバーガーが1個300円強。
 高いのは宿! サンクトペテルブルグだけ、1泊4.5ユーロ(約675円)から宿があるが、それ以外の都市は15ユーロ(約2,250円)は考えておいた方がよい。 ムルマンスクの宿も色々と調べてみたが、一番安くて51ドル(約6,120円)した。 モスクワには、バックパッカー向けの宿がチラホラ出現し始めているが、それでもドミトリーで1泊2,000円は超える。
 そもそも、ロシアに入るためのビザが高いので、滞在する期間が短ければ短いほどトータルで高く付くのがネックか?

 “人”だが、確かに無愛想な人も多い。 ただ、これは地下鉄のチケット売り場のババアとか、働いている立場の人の話で、仕事抜きで出会うロシア人は親切な人が圧倒的に多い。
 日本文化センターで読んだ本には、『ロシア人は「公」と「私」の2つの顔を持つ』と書かれていた。 「公」でいる時に、なぜ愛想笑いをしなければならないのか?という態度がありありと表れ、客を客と思わない態度の人もいる。 でも、思ったほど“超”無愛想な人は少なかった。 やはり、時代の流れでロシアも変化しているのだろう。
 逆に「私」でいる時のロシア人は、ものすごーく親切。 道を尋ねたり、地下鉄の列車内で降りる駅を聞いたりすると、皆が身振り手振りで親切に教えてくれる。 無愛想な対応をされたことはない。
 つまり、どんなロシア人でもプライベートな部分に入り込んでしまえば、皆やさしいのだ。 地下鉄のチケット売り場のババアだって、仕事中はお釣りを投げてよこすが、プライベートで仲良くなったら豹変して優しくなるのだ(多分)。

 まだサンクトペテルブルグしか見ていないけど、印象としてはロシアは楽しい国だ。 多分、サンクトペテルブルグがロシアの中で一番だとは思うけど、他の町にも行ってみたいとさえ思う。

 写真は、スパス・ナ・クラヴィ教会の外壁。 芸が細かい! こういう所でも、「今までと違うなぁー」と感じる。

旅の出費(2人分)
食費: 97ルーブル
タバコ: 57ルーブル
地下鉄: 48ルーブル
ランドリー: 140ルーブル
インターネット: 165ルーブル
合計: 507ルーブル(約2,270円)

日本海海戦に参加したロシアの軍艦『オーロラ』
2006年11月28日(火)
オーロラを見た

 オーロラ見たぞ! 空にカーテンのように広がる光景に、思わず涙が・・・

 証拠に、今日の写真をどうぞ↑
 日露戦争で、日本海海戦に参戦したロシアの軍艦。 その名も『オーロラ』です。 約100年近く現役だった『オーロラ』も、現在はサンクトペテルブルグ市内の川沿いに固定されて、博物館になっている。

 日本海海戦は、今から101年前に大日本帝国海軍の東郷平八郎率いる連合艦隊と、ロシア帝国のバルチック艦隊が対馬沖で戦って、世界で“海戦史上の奇跡”と驚かれたほど日本の完全勝利に終わった海戦のことだ。
 この海戦で、ロシアは主力戦艦6隻を含む19隻が撃沈されたらしいから、『オーロラ』は日本海海戦の生き残りなわけだ。

 この『オーロラ』を含むバルチック艦隊、日本と戦うためにわざわざバルト海から出撃しています!
 バルト海って、バルト3国とか、フィンランドとか、サンクトペテルブルグ辺りにある海のことだけど、こんな所から日本を目指し大西洋を南下してヨーロッパを通り越し、アフリカ大陸を通り越し、南アフリカのケープタウンに寄航した後はインド洋を渡り、シンガポール海峡を越えて太平洋に入り、「さぁ日本に着いたぜ!」と思った瞬間、19隻が撃沈。
 わざわざ負けるために地球半周して来たみたい・・・

 そんな『オーロラ』を慰めるべく、戦勝国日本を代表して訪ねてきました。 だからなのか?入場無料。
 船内は博物館になっていて、見ても面白くも何ともない品々が展示されています。 し、しかも、日本海海戦に関する展示はほっとんど無し!! ソビエト時代の展示品ばかり・・・
 やっぱり、あまり触れたくないのかね?

 ちなみに、日本海海戦当時の日本側の戦艦『三笠』は、横須賀港に保存、公開されています。
 『オーロラ』に続いて『三笠』も見たら、制覇だ!!

 今日は、もう一つ仕事をした。
 モスクワ行きの列車チケットを買った。 つまり、ムルマンスクで本物のオーロラを見る野望は諦めました。 一応サンクトで『オーロラ』を見たからね。

 市内にあるチケット売り場に行った。 中に入ると、時刻表などを検索出来るコンピュータ端末が置いてあったりして、なかなか素晴らしい。
 ところが、この売り場の中は全てロシア語の世界。 もちろんコンピュータもロシア語のみ、掲示板もロシア語のみ、注意書きもロシア語のみ、働いている人もロシア語のみ。 英語表記なんて一切ない。
 さぁー、ロシアが「旅行しにくい」と言われる難関に初挑戦!!

 事前に『Way To Russia. Net』で時刻表は調べて、自分の乗りたい列車番号と、出発時刻をメモしておいた。 あとは確認だけだ。 近くにいる英語を理解しそうな若い人を捕まえて、貼り出されている時刻表の中からモスクワ行きを探してもらう。 さらに、同じモスクワ行きでも、列車によって運賃が違うので、自分の乗りたい列車番号を探して運賃をチェック。 座席の種類によっても運賃が違うので、それも訳してもらう。
 あとは、紙に行き先、列車番号、出発日、出発時刻、座席の種類を書いて窓口に並ぶ。 行き先と、出発日と、座席の種類は、時刻表に書かれているロシア語をそのまま書き写した。 窓口の担当によっては、ローマ字を理解しない人もいるらしいからね。
 あとは、「モスクワ?モスクワ?」と聞きまくれば、モスクワ行き列車のチケットを売っている窓口に辿り着ける。

 長蛇の列で待つこと1時間。 ようやく自分の番が回ってきた。 ニコリともしない女性担当に書いた紙を見せる。 すると、彼女はその紙に何やら書き込んで返してきた。 なになに?って全部ロシア語じゃん!! 読めるかっ!
 すると、後ろに並んでいたロシア人が助けてくれた。 少し英語の話せるカップルで、どう見てもアジア系の顔立ちだがロシア人だそうだ。 モンゴル系なのかな?
 出発日と、チケットの枚数を彼らにロシア語で伝えてもらい、ようやく買えた!
 サンクトペテルブルグからモスクワまで、2等コンパートメントで906ルーブル(約3,940円)だった。

 夜は、同室のモルドバ人兄妹にモルドバ語を教えてもらった。 なぜか、モルドバのお金やらプレゼントを貰った。

旅の出費(2人分)
地下鉄: 48ルーブル
食費: 204.5ルーブル
外食代: 160ルーブル
列車チケット代(→モスクワ): 1,812ルーブル
合計: 2224.5ルーブル(約9,690円)

ロシアの警察とウォッカ一気飲み大会
2006年11月29日(水)
ロシアン・ウォッカ

 夜、ロシアの警官たちと一緒にウォッカを飲んだ。
 「ロシア人は良い人ばかりなんだ」と、半ば強引に誘われての飲み会。 ウォッカをストレートで一気飲みしていたら、皆でボトルを3本空け、4本目に入ったところで俺はギブアップ。 久しぶりにゲロりました。

 写真右端のおっさん、一見ロシアの田舎で畑でも耕してそうな普通のおっさんだけど、皆からは「我々のヒーロー」と呼ばれている。
 なんで?
 それは、今までに11人のアメリカ人を殺してきたから。 とにかく、皆が口を揃えて「アメリカは嫌いだ」と言う。 しかし、いくら嫌いだからって、殺してヒーロー扱いされるというのもどーかな?って思うけど。
 彼は過去にアンゴラ内戦と、アフガニスタン侵攻、チェチェン紛争に参加したらしく、その際にアメリカ兵を11人狙撃したそうだ。

 ちなみに、アフリカのアンゴラという国はMPLAという武装勢力と、UNITAとFNLAという連合武装勢力の間で27年間内戦をしていたのだが、昔はソ連とキューバがMPLAを支援、アメリカと南アがUNITA・FNLA連合を支援していた。
 昔は世界の至る所でアメリカとソ連の代理戦争が行なわれていたのだ。 朝鮮戦争にしてもそうだし、ベトナム戦争にしてもそうだけど。

 彼は現在は犯罪捜査局のスナイパーで、ロシア・マフィアなど45人を狙撃したことがあるらしい。
 人を沢山殺してるなぁー、お主。
 ものすごーく良い人なんだけど、自他共に認める“殺しのプロ”らしいです。 敵に回さん方がいいな・・・

 皆さん、とにかくアメリカを毛嫌いしているのだが、日本にはやたらと親近感を持っているらしく、“侍”とか、“武士道”とか、“神風特攻隊”が大好きだそうだ。
 「真珠湾攻撃はベリーグッドだ!」と言われたのは初めてだ・・・
 「そこまで日本を好きなら、北方領土を返せよ」と思い、さり気なく聞いてみたが、彼らは北方領土問題知らねー・・・ 確かに、ロシアの地図上で北方領土なんて『点』でしかないから、興味ないんだろうな。 しかも、ここはヨーロッパ・ロシアで、同じロシアでも極東は遠い地。 ここからサハリンまでは国内線で8時間掛かるらしいよ・・・ 日本からタイに飛ぶより遠いし。

 今日覚えたロシア語スラング:
 大阪弁で「アホやなー」と言いましょう。 ロシア語のスラングで「とっても良い!」という意味になります。
 使い方としては、すっごく親切にしてくれた人がいたら、「(お前は)アホやなー」と言ってあげましょう。 きっと喜んでくれます。
 俺は気に入って連発しています。

旅の出費(2人分)
食費: 48ルーブル
タバコ: 57ルーブル
宿代(3泊分): 1,188ルーブル
合計: 1,293ルーブル(約5,630円)

ヴァシリエフスキー島
2006年11月30日(木)
聖堂巡り

 昨日ゲロったわりに、今日は特に二日酔いもない。 一応、バファリン飲んだけど。

 今日も雨。 そんな中、イサク聖堂とカザン聖堂を見に行った。
 ポーランドのクラクフで雪が降って以来、一度も雪は降っていない。 再び暖かくなったのか?雨は降れど、雪は降らない。 どちらかと言えば、景色的にも雪の方が良いのだが、当分の間は降りそうにもない。

 イサク聖堂は、1818年から1858年までの40年を掛けて建造された。 金ピカの丸いドーム型天井が目印で、高さは101.5mもあるそうだ。
 その天井部分に上ってみた。 もし晴れていたら、サンクトペテルブルグの街並みを一望出来るであろう景色だが、今日は雨に霞んだサンクトペテルブルグしか見えなかった。

 カザン聖堂は、1801年から1811年までの10年を掛けて建造された。 左右に翼のように広がった柱廊が特徴の聖堂だ。
 ロシア皇帝パヴェル一世が、ローマを訪れた時に聖ペトロ聖堂を模範して建てさせたそうだが、建築家は「ローマのカトリック寺院建築様式に従うこと」という皇帝の命令にも関わらず、ロシア正教会風に建造したらしい。
 実際、カトリック教会とは全然違う。
 中に入ってみたけど、期待していたほどではなかった。 外観を写真に撮るだけで十分って感じ。

 写真は、ヴァシリエフスキー島の風景。 高さ32mの赤いロストラ円柱が目を引く。 このロストラ円柱は灯台の役目も果たしている。
 サンクトペテルブルグは、『北のベニス』と呼ばれるだけあり、町中を川や水路が多く流れている。 ただ、本物のベニスと違って川がデカイ! 手漕ぎボートで川を横切れる程度じゃないから、ある意味ベニスとは全然違うけどな。

旅の出費(2人分)
地下鉄: 48ルーブル
食費: 123.1ルーブル
入場料: 200ルーブル
生活用品: 199ルーブル
合計: 570.1ルーブル(約2,480円)

サンクトペテルブルグ・海軍省
2006年12月1日(金)
吹き替え放送

 もう12月ですよ! 早いなぁー。
 タイで仕事を辞めてから早2年以上が過ぎた。 なんだかプラプラ遊んで歩いているように思われるけど、これでも海外9年になろうとしている、その内の5年間は働いてるからね!
 ある意味、働き過ぎですよ・・・

 今日は、ロシアのテレビについて書きます。
 ロシアでもハリウッド映画などの洋画をテレビで放映したりする。 この場合、字幕ではなく吹き替えで放映されるのだが、この吹き替えが凄い!!
 実は、これはロシアに限らず、ポーランド、バルト3国も同じだったのだが、『吹き替えは全ておっさん1人でやっている』。 しかも、めちゃくちゃやる気ナシ。
 例えば、ラブロマンス映画を観たとしよう。
 「愛してるよ、キャロライン!」、「私もよ、ジョニー!」という熱々な2人の映像なのに、流れてくる声はおっさんの「アイシテルヨ、キャロライン」、「ワタシモヨ、ジョニー」という独り言。 しかも、抑揚もない太い声なのだ・・・
 これが家族の場面だったとしよう。 「愛してるよ、キャロライン!」、「私もよ、ジョニー!」、「パパママ、トーテムポール買って!」。 この大人の男女、子供の一家団欒としたほのぼのとした映像でさえ、しゃべっているのは全ておっさん1人!! しかも、抑揚なし!
 どんな、家族だよ!?

 こんなんで映画に感情移入できるのだろうか?
 っていうか、登場人物が多かったら誰が誰だか分からなくなるだろ?!
 だって、全員の声が一緒なんだぜ・・・

 百歩譲って、通常の映画はおっさん1人でも許す事にしよう。 だが、シャロン・ストーン主演『氷の微笑』の場合を想像してみて欲しい。
 どんなにセクシーに服を脱いだところで、シャロン・ストーンの声はおっさんの野太い声・・・
 新宿二丁目かっ!?

 さぁ、大胆な絡みが始まりました!!
 すると、おっさんの「オー、イェ〜! オー、イェ〜!」という野太い喘ぎ声が・・・
 そんなので興奮出来る男子中学生がいたら、そいつの将来はある意味で危険だぞ!
 まぁ、いい。 千歩譲って、映像だけで興奮出来る中学生もいるかも知れない。 しかーし!もしその中学生が壁の薄い家に住んでいたとしたら、それはそれは恐ろしい。
 隣の部屋から聞こえて来る声に耳を澄ませてみると・・・ おっさんの野太い声で「これでもかっ?! これでもかっ?!」。 すると、同じくおっさんの野太い声で「イェ〜ス! もっと激しく!」。
 ホモ・ビデオかっ!?
 そりゃ、お母ちゃんも泣くわ。

 だが皆さん、安心して欲しい。
 実際は、絡みのシーンにおっさんの吹き替えはありません。 だから、「オー、イェ〜! オー、イェ〜!」はちゃんと女性の喘ぎ声です。
 しかーし、もしその女性が「もっと激しく!」などと英語でちょっとでも話そうものならば、ロシア人のおっさんが抑揚のない野太い声で「モットハゲシク」と、場の雰囲気など完全に無視した訳をしてくれるのだ!

 さすがBRICsだよ、レベルが違う。

 写真は、サンクトペテルブルグにある海軍省の建物。 1704年に建てられたそうだ。

旅の出費(2人分)
タバコ: 57ルーブル
地下鉄: 48ルーブル
食費: 171.8ルーブル
外食代: 130ルーブル
インターネット: 165ルーブル
合計: 571.8ルーブル(約2,490円)

サンクトペテルブルグ・参謀本部のアーチ
2006年12月2日(土)
1ヶ月ぶりの快晴

 久しぶりに太陽みたー!
 記憶が正しければ、1ヶ月以上前のスロバキア以来かも知れん。 今まで毎日毎日どんよりした曇り空だったから、今日は明るくてビックリした。

 珍しく晴れたので、カメラを片手に再びサンクトペテルブルグの町中を歩いてみた。 同じ被写体でも、曇っている日と晴れている日では全然写りが違う。
 特に、頭に玉ねぎを沢山のせたスパス・ナ・クラヴィ教会はキレイに撮れた。
 ということで、今日の日記の写真はスパス・ナ・クラヴィ教会とは全く関係のない参謀本部のアーチ。 アーチの上には対ナポレオン軍に勝利したロシア軍を象徴した銅像『栄光の馬車』がある。

 晴れていたのも午前中と、午後の3時くらいまでだった。 午後3時を過ぎると、雲が速い速度で上空を覆ってゆき、気が付いたらいつものどんよりとした天気に戻っていた。
 ロシア人も「異常気象」と言う、最近の天気。 気温が+5度前後で、雪が全く降らない。 代わりに雨ばかりだ。 景色としては、雨が降って泥だらけになった街よりも、雪化粧された街の方が見たかったのに。
 暖かいから、ジャケットの下はいつもTシャツ1枚だ。

 インターネットでベラルーシの情報収集。
 遅くとも来週の水曜日にはベラルーシに入らないといけない。 そしてビザ切れのため日曜日には出国しないといけない・・・
 日程的にも面倒くせー。 さらに、国自体も面倒くさそう・・・ アメリカに名指しでダメダメ国家に認定された国、それがベラルーシ。 出入国での揉め事とか、町での職務質問とか、色々あるみたい。
 面白そうだな。

旅の出費(2人分)
食費: 45.5ルーブル
地下鉄: 72ルーブル
外食代: 240ルーブル
インターネット: 120ルーブル
合計: 489.5ルーブル(約2,130円)

宿の近所に建ってたビル
2006年12月3日(日)
モスクワ

 モスクワにやって来たぞー!
 ロシアの首都にして、人口1000万人を誇るヨーロッパ最大の都市モスクワ。

 日付が変わった今日の深夜0時45分にサンクトペテルブルグを出発。
 『どーせ、大した列車じゃないだろう』と期待していなかったのだが、意外とキレイでびっくりした。 乗ったのは4人用寝台コンパートメントだが、やたら狭くて圧迫感があったのを除けば快適だった。
 ベッドシーツも配られたし、列車内では常時お湯が出るのでカップラーメンも食べられる。
 下の段に寝ていたおっさんのイビキに、多少イラッとはしたものの、何とか9時間寝ながらモスクワまで来れた。

 モスクワに到着したのは午前10時。
 地下鉄を乗り継いで宿に向かう。 モスクワの地下鉄も英語表記が異様に少ないから、かなり大変。 さらに、大都会らしくサンクトペテルブルグの倍以上の路線があるので大変さもレベルアップ。
 よく、こんな状態でオリンピックを開催したよなー。 日本もボイコットして正解だったよ。
 一応、事前にネットでモスクワの地下鉄路線図を調べて、鉄道駅から何号線に乗って、何個目の駅で乗り換えて、どこで降りるのかメモっておいたから、助かった。

 無事、宿に最寄の駅に辿り着いたものの、そこから迷った・・・ 看板すら出ていない宿を探すのだから、大変!
 最初は全然違う方向に歩いてしまい、少々途方に暮れた後、人に道を聞きまくって正しい道に戻ってきた。 道路名を連呼すれば、皆が親切に教えてくれるのだが、全てロシア語による説明・・・ 頼む、ジェスチャーで教えてくれ!
 ようやく正しい道に戻ってきたものの、宿が見付からない・・・ 後で分かったことだが、俺が探していた宿は無免許営業(多分)。 もちろん看板など出ていないし、表札すら出していない。
 1時間以上掛けて、散々探し回った挙句に見付けた。 分かるかよ、こんな場所!! ものっすごい裏の裏だった・・・
 そんな宿のくせ、1人1泊20USドル(約2,400円)。

 宿探しだけで疲れた・・・

旅の出費(2人分)
地下鉄: 30ルーブル
食費: 415.25ルーブル
宿代(3泊分): 100USドル+216ルーブル
合計: 661.25RUB+100USD(約14,380円)





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