またまた移動でーす。 わずか1日の観光を終え、ラリベラからアジス・アベバに戻るべく、早朝のバスに乗り込む。
乗り込んだバス、ラリベラに来る時にアジスから乗ったバスと一緒だった。 どおりで運ちゃんやコンダクターたちが馴れ馴れしいと思った。
さて、コンダクターとは何者?
ここで役立たない情報を一つ伝授。
アフリカでは、トヨタのワゴン車『ハイエース』を使ったミニバスという乗り物が庶民の足になっている。 ミニバスの呼び名は、国によって『タクシー』だったり、『ダラダラ』(タンザニア)だったり、『マタトゥ』(ケニア)だったり、『コンビ』だったり、『トロトロ』(ガーナ)だったりするが、基本的に同じ乗り物だ。 ナメてる名前が若干あるのが気になるが、この際は突っ込まなくていい。
そして、どの国のミニバスも必ず運転手の他に、集金&窓から身を乗り出して行き先を叫んでいるお兄さんの2人1チームになって運行している。 ケープタウンのミニバスのお兄さんは窓から「ケプチューン(訳:ケープタウン)」と叫んでいる。
しかーし、所変われば習慣も変わる。
南アでは、ミニバスを降りたい時は大声で「Thank you, driver!!」と叫ぶ。
スワヒリ語圏に入ると、ドライバーは“ドライバー”で一緒だが、集金のお兄さんにも“コンダクター”という素敵な呼称が付けられる。 やっぱ名前を付けてもらうと、仕事にやる気が出るだろうね?
ビビったのが、ウガンダ。 ウガンダ全国ではなかったが、とある田舎町ではドライバーは“パイロット”と呼ばれていた・・・ なんか、だせー!! だって通常ミニバスの運ちゃんって、「お前はラリー選手気取りか?!」って突っ込みたくなるような頭悪い奴がやってるんだぜ!?それなのにパイロットって・・・プププ。
タンザニアで、ミニバスを降りようと「Thank you, driver!!」と言っても、『何を感謝してるんだ?』と通じない。 南アでドライバーに「パイロット!」と呼び掛けても、無視されるのがオチだ。 ウガンダで、「トロトロに乗りたい」と言っても馬鹿扱いされる。
しかし、ドライバーの呼び方はいいとして、集金のお兄ちゃんにも呼称があるのは便利だ。 エチオピアで“コンダクター”などと言っても通じないが、俺はバスでもミニバスでも“コンダクター”呼ばわりしている。
今日のバスのコンダクター2人も、俺らと一緒に旅行するのは合計3日目に入るので「おい、コンダクター!」と呼べばニコニコ反応するまでに成長した。 今後、スワヒリ語圏以外でも“コンダクター”という呼称を広めようと画策している。
今日はウェルディヤ(Weldiya)という町で1泊。 明日にはアジス・アベバに到着(のはず)。
最近、やけに肉を食ってないと思ったら、宗教的な理由で肉がなかったことが判明した。 昨日のイースター明けから肉も解禁になり、ようやく肉が食えるようになった。 町のあちこちでヤギの断末魔を聞くと、「夕食はヤギかな?」と胃袋が反応する。
そんな訳で、夕食はミートソース・スパゲティ。
写真は、聖ギオルギス教会の全景。
旅の出費;
外食代: 25ビル
宿代(1泊分): 20ビル
合計: 45ビル(約600円)
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