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アフリカ大陸縦断旅行日記


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2006年3月13日(月)
停電し過ぎ

 昨日の夕方からずーっと停電・・・ ほとんどのお店はジェネレーターを持っていないから、当然のことながら商売に支障が出る。 インターネットカフェなんて商売にならないし、レストランだって冷蔵庫が動かないからぬるいコーラしか出せない。
 南部アフリカに比べて、東アフリカは電気事情が悪い。 特にウガンダが一番ひどい。

 さらに今日は大雨。 外は曇り空で暗いし、部屋は電気が点かないし、インターネットカフェに行ってもネット出来ないしで、すごくヒマな1日だった。
 本当は、今日にでもピグミー村を急襲する予定だったのだが、思いっきり寝坊してしまったのと、大雨だったのでピグミーちゃんは明日のお楽しみに取っておくことにした。

 手持ちのウガンダ・シリングが600USh(約40円)しかない。 今日はようやく週明けの月曜日だから、両替をしようと銀行に行くが、銀行の外まで続く長蛇の列に絶句・・・ 並んで待つのは大嫌いなのだが、40円しかないと並んででも両替しないと飯も食えない。 コーラ1本飲めるけど。
 ポカーンと待つこと1時間半。 しかも、俺が並んでたのって『Express Teller』だぜ!! これでエクスプレスかよっ! さらに、並んで待っている間は他の列のウガンダ人たちにジーっと見られている・・・

 でも、ウガンダ人は基本的に礼儀正しいと思う。 まだ都市らしい都市に行っていないから、首都カンパラに行ったらブチ切れるかも知れないが、田舎のウガンダ人は他の国よりも大人しい。 歩いてても「チーナ」呼ばわりされないしね。 ボダボダやレストランなどでも「ウェルカム、サー」など、語尾に「サー」を付けて話す人も多い。 ボダボダに乗った時に、「ウェルカム・トゥ・ウガンダ、サー」と言われた時は、ちょっとビビった。
 ちなみに俺の中で最低は、在ザンビア日本人の皆さんには申し訳ないが、ザンビアのルサカと国境。 一番うぜー!! 田舎はまだカワイイけどね。 タンザニアとの国境も相当うざかった・・・

 ちなみに、プチ禁煙を始めた次の日にはプチ禁煙止めました。 今吸ってるタバコは『SM』。 『サディズム・マゾヒズム』の略だと思っていたのだが、パッケージを見たら『スウィート・メントール』の略みたい。 『SM』は、タンザニアからブルンジ、ルワンダ、ウガンダ各国で売ってる。

 写真は、キバレ・フォレスト国立公園で見かけたレッド・コロバス・モンキー。 他にも、同じく希少品種のアンゴラ・コロバス・モンキーも生息している。 また国立公園内には象などの大型動物をいる。
 ちなみに、国立公園のオフィスの壁に日本の旅行会社『道祖神』のシールが貼ってあった。

旅の出費
宿代(1泊分): 5,000ウガンダ・シリング
タバコ: 2,100ウガンダ・シリング
外食代: 2,600ウガンダ・シリング
合計: 9,700ウガンダ・シリング(約620円)

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2006年3月14日(火)
ピグミーちゃんとご面談

 早朝6時過ぎから、部屋の外でケンカが始まった。 スワヒリ語の間に、たまに英語も交じるので何となく原因が理解出来たが、どうやら宿のお兄ちゃんと宿泊客が支払いの件でモメているみたいだ。
 あまりにうるさいので、早朝だというのに起きてしまった。 外に出ると、ケンカの当事者たちが一斉に俺の方を振り向く。
 そして、「グッド・モーニング、サー」。
 なんじゃ?お前ら?

 吐く息が白い朝のフォート・ポータルから、セムリキ盆地行きのピックアップトラックに乗る。
 このピックアップトラックは、素敵な乗り物だ。 トヨタ・ハイラックスなどのピックアップトラックの荷台に、麻袋をたくさん積み込み、ニワトリを積み込み、さらに人間が20人前後乗り込むという快適この上ない乗り物なのだ。
 行きは荷台の縁に座る。 道路はグネグネの山道で、凸凹の未舗装道路のくせに、運転手はアホのように飛ばす。 まぁ、基本的にアフリカでミニバスや乗合ピックアップを運転してる奴に、頭の良さそうな奴は皆無だ。
 運転手は良いとして、問題は荷台。 皆、振り落とされないように必死になっている。 尻が痛いったら、ありゃしない。 この状態で2時間以上耐える。

 山々を越えると、そこには大きく広がる熱帯雨林が姿を現した。 そしてついに到着、ピグミー村! 『新たな金づるがやって来たぞー』と、村人がワサワサ近づいてくる。
 「ウェルカム!」と、やたら低姿勢で1人のピグミーちゃんが、俺に椅子を勧める。 このピグミーちゃんが自己紹介を始めた。 「俺がこの村のキングだ」。 マジで?! ここって王国だったの? でもこのキングを俺がやっつければ、俺がこの村の新たなキングに君臨出来るってことだな、フフフ。 こんなちっちぇー村、いらねーけどな。
 さらに『Visitor's Note』と書かれたノートを持って来た。 このノートを見れば、過去にこの村にやって来た変人たちの足跡を垣間見ることが出来る。 日本人も4〜5人来ている。 コメントを見ると・・・ 「小さいのって、村長くらいじゃん」 マジでぇー!? 改めて周りを見渡すと、確かに数人を除いて小さくないじゃん・・・ さらに「すっごく微妙」というコメントも。 た、確かに・・・
 もしかして、村長一家だけがピグミーで、他の奴らって普通のウガンダ人なんじゃねーのか? しかし、折角2時間以上も辛い思いをして遥々やって来たのだから、せめて村長一家くらいでも写真を撮らないと。
 「写真撮っていい?」 すると、キングが『2万シリング(約1,300円)払え』だと。 高けーよ!! 『じゃぁ、幾らなら払うんだ?』と、値段交渉が始まる。 ネチネチと時間を掛けて交渉し、最後は俺の切り札「もういい、帰る」と言うと、2,500シリング(約160円)まで下がった。
 さぁ〜、金を払って写真を数枚撮って、この微妙な村を出るか!と、ポケットから金を取り出すと、悲しいことに一番小さいお札が1万シリング(約650円)・・・ 「お釣りくれ」と言ってみるが、予想通り「ない」の一点張り。 折角2,500シリングまで下げさせたのに、泣く泣く1万シリングを払った・・・

 とりあえず記念撮影(写真)。 一応説明すると、一番左が俺ね。 左から3番目が自称キング。 ま、確かにちっちゃいけどな。
 でも、『ボールペンくれ』とか『カッパくれ』とか『サングラスくれ』とか『とにかく何かくれ』とか、おねだりがすごい。 予想はしていたけど、予想通りだけにテンションが下がる。 あんなに楽しみにしていたピグミーちゃん達が目の前にいるのに、わずか10分ほどの滞在でフォートポータルに帰ることにした。

 またピックアップトラックで2時間以上掛けて帰る。 座る場所が既になかったので、荷台で立って2時間以上・・・ あのねー、往復4時間も辛い思いしてまで来る所じゃありませんよ、ココ。 すっげーーーー微妙!!

 と言いながらも、フォートポータルに帰ってからネットでなぜか『ピグミー』を検索しちゃう俺。
 すると!!なんと、カメルーン南東部の熱帯雨林に“バカ・ピグミー”がいるらしい!! うぉ〜、会って思いっきり「バカ、バカ」言いてぇー!!
 正式名称『バカ族』。 平均身長は1.5mで、正確に言えばピグミーと言うよりもピグモイドらしい。 まぁ、ピグミーとピグモイドの違いがよく分からんけど。 一箇所には定住せず、森で毒矢や毒槍を用いた狩をし、狩が成功すると別の場所に移るんだって。
 う〜む、中国の『ちんぽー族』に匹敵する興味深い部族だ・・・ 会いた〜い!! 新たな目標が出来てしまったが、今回はカメルーンの熱帯雨林は諦める。
 次回ね。

旅の出費
宿代(1泊分): 5,000ウガンダ・シリング
ピックアップトラック: 9,000ウガンダ・シリング
写真撮影代: 10,000ウガンダ・シリング
外食代: 3,700ウガンダ・シリング
日用品: 2,800ウガンダ・シリング
携帯電話通話料: 5,000ウガンダ・シリング
インターネット: 5,000ウガンダ・シリング
合計: 40,500ウガンダ・シリング(約2,585円)

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2006年3月15日(水)
首都カンパラ到着

 早朝5時に起きる。 なんだか、ウガンダに入ってから朝が早くなった気がする・・・ だって、ウガンダのバスって出発が早いんだもん。 ミニバスでも移動出来るけど、14人乗りに30人とか乗るから、出来れば乗りたくない!

 4泊もしてしまったフォート・ポータルの『Exotic Lodge』ともお別れだ。 結構、この宿は居心地が良かった。 宿のお兄ちゃん達も親切だったし、レストランも1,500USh(約95円)で食べられるし。
 郵便局に向かう。 別に手紙を出しに行くわけではない。 バスに乗って移動するんです。 なのに何で郵便局に行くのか?と言うと、ウガンダの郵便局では“EMS Post Bus”というバスを走らせてるのだ。 バス・ターミナルとバス・ターミナルを結んでいるのは普通のバス、郵便局と郵便局を結んでいるのはポスト・バス。

 朝6時にフォート・ポータルを出たポスト・バスは、主要な町の郵便局に寄りながら首都カンパラを目指す。
 走ること5時間半、ようやくカンパラに到着。 さすが一国の首都だけあって、ウジャウジャ人がいる。 タクシー・パークの回りなんて、『こんな沢山の人間見たのって、いつ振り?』くらいの人の多さでキョロキョロ挙動不審。

 宿は『Backpackers Hostel』のドミトリーに泊まる事にした。 日本人がよく泊まる宿は別にあるらしいけど。
 しかし、田舎から来ると高く感じるな・・・ ドミトリーで12,000USh(約765円)もする。 フォート・ポータルなんて、シングル部屋で5,000USh(約320円)だったのに。

 トラベラーズチェックを両替するのにカンパラ市内を奔走する。 もう現金がないんだよね、俺・・・ アフリカって現金社会なのにさ。
 ガイドブックにはStandard Chartered BankでT/Cは両替可って書いてあったのに、実際に行って見ると「もう扱ってません」だって・・・
 銀行を片っ端から当たってみるが、どこもダメ。 あれ?、ウガンダのカンパラで資金繰り悪化の為撃沈か?!
 銀行で、「絶対にT/Cを換えたーい」と駄々をこねていると、親切なおばちゃんがT/C両替も扱っている両替所を教えくれた。
 為替レートは現金よりも4%近く悪かったが、T/Cを換えられるだけでありがたや。 カンパラは、アフリカでは希少なT/C両替可能都市でした。

 宿で4週間ぶりに日本人旅行者に会った。 その彼と、カンパラ市内の中華レストラン『上海』に行く。 マーボー豆腐に、鶏肉の炒め物に、牛肉炒飯を食べて、料金は宿代より高けぇー!!
 食後、夜のカンパラ市内を歩いていると、突然2匹の雌ゴリラに行く手を阻まれた。 そして、
 「あなたとセックスがしたい」だって・・・
 そんな・・・いきなり初対面の人に向かって・・・ でも、気持ち悪ーい! それに、俺って獣姦の趣味ないんで・・・ しかし、ウガンダの全てを知るべしという任務(自作自演)を遂行中の俺としては、値段を聞かずにはいられない。 最初の言い値2万USh(約1,280円)を値切って、1万USh(約640円)まで下げさせたが、これ以上関わるとゴリラがウホウホ言いそうだったので、逃げ帰ってきた。 感触的には、間違いなくもっと下がるね。
 しかし、640円ですか・・・夕飯の半分じゃん・・・

旅の出費
バス代(フォートポータル→カンパラ): 10,000USh
宿代(1泊分): 12,000ウガンダ・シリング
外食代: 26,200ウガンダ・シリング
タバコ: 5,000ウガンダ・シリング
新聞: 900ウガンダ・シリング
ミニバス代: 1,900ウガンダ・シリング
バイクタクシー: 2,000ウガンダ・シリング
インターネット: 600ウガンダ・シリング
合計: 58,600ウガンダ・シリング(約3,840円)

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2006年3月16日(木)
赤道直下

 宿で知り合った日本人旅行者と2人で、赤道に行くことにした。
 マサカ(Masaka)行きバスに乗り、途中の赤道で降ろしてもらう。 カンパラから1時間半くらい掛かる。

 まぁ〜、赤道だからって興奮するほどのモノでもないですわ。 しょぼいモニュメント(写真)が道路の両脇に立っており、その間を黄色い線が引かれている。 適当に写真を2、3枚撮って、記念撮影したら、やる事がなくなった。 赤道直下のレストランで、ファンタをちゅーちゅー飲んでカンパラに戻ってくる。 往復3時間、滞在時間少々。

 カンパラの『ガーデンシティ』というショッピング・モールに行ってみる。 まぁ、しょぼいって言えばしょぼいんだけど、なんとボーリング場まである。 ゲームセンターまである。 喜び勇んで入ったゲーセンだが、置いてあるゲームがしょぼ過ぎる・・・ ゲームの種類もすっげー少ないし。 でも、遊んだけどね。
 ボーリングは、1ゲーム6,000USh(約395円)もすると言うので、止めた。

 カンパラで、カジノを見〜つけちゃった!! カンパラで一発当てて、豪遊だ!!

旅の出費
宿代(1泊分): 12,000ウガンダ・シリング
外食代: 19,100ウガンダ・シリング
バス代: 7,000ウガンダ・シリング
バイクタクシー: 2,000ウガンダ・シリング
ゲーム代: 1,000ウガンダ・シリング
雑費: 1,000ウガンダ・シリング
飲み代: 2,000ウガンダ・シリング
合計: 44,100ウガンダ・シリング(約2,890円)

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2006年3月17日(金)
日本の物資

 卒業旅行でウガンダ10日間の旅をしていた同じ宿の日本人が、今日には日本に帰国するというので、色々と置き土産を貰ってしまった。
 まずはライター。 文明の道具を手に入れて、ちょっと嬉しい! なんせ、今まで俺が使っていた火をおこす道具って“マッチ”ですから。 ここで、誤解がないように言っておくと、アフリカにもライターくらい普通に売ってます。 ただ、余裕で速攻壊れます。
 続いて、キンチョーの蚊取り線香。 これも嬉しい! ここ2晩くらい、キンチョーの蚊取り線香を焚いてくれたのだが、キンチョーの香りに覚醒しそうになってしまった。 う〜む、何て芳しい香りなの? ここで、誤解がないように言っておくと、アフリカにも蚊取り線香くらい普通に売ってます。 ただ、臭いし、目が痛くなる。 さらに、一番の問題として蚊をやっつけない。 煙で逃げては行くけど、それだけ。
 さらに、メンタームの『さらさらパウダーin虫よけスプレー』。 俺が持ってる南ア製虫よけジェルと違って、何て芳しい香りなの? シトラスサワーの香りにトリップして、鼻の穴に突っ込んでスプレーしそうになった。
 他にも色々貰ったが、その中に『地球の歩き方・東アフリカ』もあった。 大体、『地球の歩き方』は英語ガイドブックの『Lonely Planet』と比べると情報量が圧倒的に少ない(無駄に写真が多い)からナメていたのだが、東アフリカ版は中々内容が充実している。 『地球の歩き方』は日本人向けのガイドブックだから、ロンプラに載っていないような情報も載っていた。 タンザニアのザンジバルに、1894年からあった日本人娼婦の家“からゆきさん”の家と、ジャパニーズバー跡があるなんて、『地球の歩き方』で初めて知ったぜ。 ザンジバルにいる時にこの情報を知っていたら見に行ったか?と言われたら、行ってねーだろけどな。

 彼を見送った後、インターネットをしに町をぶらつく。
 カンパラは電力会社が市内をAとBの2つの地区に分けており、24時間ごとに停電になる。 夕方6時から、翌日の夕方6時までAの地区に電気が通っていたら、Bの地区は停電。 その次の24時間はB地区が電気が通って、A地区が停電と、それの繰り返し。 だから、インターネットをしたい時は、電気が通ってる地区に行かないといけない。 インターネット料金は、1分20USh(約1.3円)と地方のネットカフェよりも半分以下も安いが、当然のごとく遅い。

 実は、今日でケープタウンを出発してちょうど2ヶ月が過ぎた。 最初の1ヶ月で13万5千円も使ってしまった俺だが、2ヶ月目はかなり節約してるはずだ。
 計算してみると・・・なんと!これまたぴったり13万5千円! すげー俺、ぴったり賞。 これでゴリラ・トレッキングとかチンパンジー・トレッキングとか行ってなかったら、7万円くらいまでは抑えれてたね。 3ヶ月目の目標は、ずばり半分の6万7,500円!!

 写真は、カンパラのニュー・タクシー・パークの周り。 猥雑とした雰囲気で、中々活気がある。

旅の出費
宿代(1泊分): 12,000ウガンダ・シリング
外食代: 12,200ウガンダ・シリング
飲み代: 4,000ウガンダ・シリング
ミニバス: 300ウガンダ・シリング
バイクタクシー: 1,500ウガンダ・シリング
タバコ: 3,500ウガンダ・シリング
インターネット: 2,400ウガンダ・シリング
合計: 35,900ウガンダ・シリング(約2,350円)

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2006年3月18日(土)
ナイル水源の町

 ちょっとカンパラって暇かも・・・
 1週間くらいカンパラでポケーっとするつもりだったのだが、カンパラ程度の町では俺が沈没するための要素を持ち合わせていない。 インターネット環境がイマイチで、俺の夢見るデジタル・ライフには程遠いのが決定打。

 そんなわけで小旅行に出ることにした。
 カンパラのニュー・タクシー・パークから、ジンジャ(Jinja)行きのミニバスに乗り込む。 ちなみに、写真はニュー・タクシー・パークのすぐ近くにあるオールド・タクシー・パーク。 ここだけで数百台のミニバスが客待ちをしている。 しかも、写真のオールドよりニューの方が大きい。

 カンパラからジンジャまでは2時間弱掛かった。
 ジンジャの見所は?と言うと、ズバリ!ナイル川の水源がある。 エジプトを河口にして地中海に流れ込む世界最長の大河ナイル川は、ここウガンダのジンジャからスタートする。 全長6,662km。
 ウガンダ、ケニア、タンザニアにまたがるアフリカ最大の湖ビクトリア湖を水源に、ナイル川はスーダンに入り白ナイルとして北流。 エチオピアを源流とする青ナイルと、スーダンのハルツームで合流した後、砂漠を縦断し地中海に流れ込む。 なんだか、こうやって考えるとエジプトまでもう少しって感じじゃない? ジンジャでカヌーに乗ったら、ポケーっとしていてもエジプトに行けるんじゃねーのか?とすら思えてくるよな。 ま、途中でダムがあるから無理だろうけど。

 ジンジャで、『Explorers Backpackers』という宿に泊まろうとしたが、ドミトリーが一杯らしく、同系列の『Nile River Explorers』に連れて行かれる。 ここは、ジンジャの町から8kmも離れたブジャガリ滝(Bujagali Falls)の目の前にある。 景色が良いって言えば良いけど、町から遠いし、部屋に電源がないから長居出来そうもない。
 『ナイルの水源』って言われなかったら別に普通の川だし、2〜3日が限度かな?

旅の出費
外食代: 6,800ウガンダ・シリング
バイクタクシー: 1,000ウガンダ・シリング
ミニバス代(カンパラ→ジンジャ): 3,000USh
合計: 10,800ウガンダ・シリング(約710円)

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2006年3月19日(日)
水源に滝に、観光盛り沢山

 ナイル川の水源に行ってみた。 すると、こんな(写真)石碑があって、普通に川が流れていた。
 2分でヒマになった。  どーなの?普通の旅行者はここで、遥か地中海に流れ込むナイル川の雄大さに想像を巡らせて、感動しちゃうもんなの? もしかして、俺だけ?『へー、普通に川じゃん』って感動も何も無かったのって?

 宿に戻って、近くにあるブジャガリ滝(Bujagali Falls)に行ってみる。 滝好きではないが、ガイドブックで見所に認定されているから。 しかも、宿のすぐ隣にあるのに行かなかったら、変人扱いされるかも知れないし。
 ナイル川の水源と同じように、ここも入場料を取る。 「学生?」って聞いてくるから、『あぁ、そーさ!』と答えたら、入場料が半額になった。 65円も儲かった!!
 で、どーなの?普通の旅行者はここで、大自然に畏怖されて、感動しちゃうもんなの? 滝のくせに、落差が2〜3m位なのに? 確かに水量は多いけどな。

 ヒマだ。
 バーでポケーっとしていると、南ア人たちが話し掛けてきた。 カンパラで会社を経営している社長さんと、部下2人。 さらにラフティング会社で働いているモヒカンなんだけど、ちっちゃいベルベット・モンキーを肩に乗せているお兄さんと、オーバーランドトラックの運転手たち。
 ビールや、怪しい緑色した酒をおごってくれて、調子良く一気飲みしてたら、酔っ払ってきた。
 皆、酔っ払ってくると、地が出てきて面白い。 オーバーランドトラックの運ちゃんたちなんて、オーバーランドツアー参加者たちのことを「ファッキン外国人」呼ばわりしてたし、全員して「マザーファッカーが、黒人女とヤった」という文を日本語のスラングでどう言うのか、教えてくれと聞いてきた。 なんで、あえて“黒人女”なんでしょうね?
 ウガンダ産、ザンジバル産の葉っぱを吸い比べしてたら、かなり効いてきちゃって、緑色の酒とミックスした性か?久しぶりに吐いた。

旅の出費
外食代: 8,500ウガンダ・シリング
ボダボダ: 1,500ウガンダ・シリング
タバコ: 2,000ウガンダ・シリング
入場料: 3,000ウガンダ・シリング
インターネット: 2,500ウガンダ・シリング
合計: 17,500ウガンダ・シリング(約1,145円)





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