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初めての海外旅行





<中国・北京> 天安門広場
 天安門の上から撮った写真で、前に広がるのは40万平方mの面積があり、一度に50万人を収容できる世界最大の天安門広場。奥に霞んで見えるのが毛主席記念堂。ちなみに毛主席記念堂の前で中国人のマネをしてツバを吐いたら、公安(警察)に捕まった・・・場所が悪かったかな?
 今は知らないが、当時は中国人はどこでもツバを吐いていた。
 地下鉄に座って乗っていた時、前に立って乗っていたおっさんがツバを吐いたのには驚いた。もっと驚いたのはちゃんと俺の足と足の間に吐いたこと。あれで下手に避けたりしていたら、きっと足にかかっていたんだろうなぁ〜 すごいのか、汚いのか分からん。
<中国・北京郊外> 万里の長城
 北京から郊外へ約80km、バスで2時間ほどで万里の長城・八達嶺に着く。万里の長城は、八達嶺以外にも慕田峪、司馬台、金山嶺が観光客に解放されているが、一番北京から近いのが八達嶺だ。
 やっぱり中国に来たら、万里の長城くらいは見ておかないと。
 外国人も多いが、中国人観光客も多い。彼らは、観光に来た証拠(?)にそこに自分の名前を彫る傾向があるらしく、万里の長城にもしっかりと自分の名前を刻んでいた。これ、万里の長城以外にも他の観光地でも同じだった。いちおう世界遺産なんだけどね・・・
<中国・山東省> 泰山
 中国五岳(他は山西の恒山・峡西の華山・河南の嵩山・湖南の衝山)に数えられる名山。世界遺産にも指定されている。
 北京から泰山のある泰安まで特快列車で7時間ほどで行ける。
 泰山の標高は1,524mとそれほど高くないが、山頂までの石段が7,000段もあり、登っている途中で泣きそうになる。写真の真ん中で山頂に向かって見えるのが石段だ。
 登山口の『岱宗坊』から山頂までは、歩いて5〜6時間掛かる。切り立った崖にへばりついてるような急勾配の石段を登っていくのだが、中国人の小姐がどう見ても登山の格好ではないハイヒールで登っていたり、気合を入れて走って登っていく人など、色々な人がいる。
 途中くらいまで登ると、『中天門』に着く。ここで一休みした後、さらに上を目指す。頂上の『南天門』に近くなると、這うように上の階段に手をかけながら登っていくほどの難所になってくる。振り向いて下を見るとかなり怖い! もし階段から足を踏み外したら、7,000段を転がって行くこと間違いなし。100%死ぬ。
<中国・山東省> 泰山
 頂上付近は、泰山の女神を祀る『碧霞祠』の他に、日の出を見るための『日観峰』、『玉皇頂』などがある。
 頂上にある「神憩賓館」に泊まって、翌朝4時ごろに起きて日の出を見るために日観峰で待つ。泰山々頂の早朝はものすごく寒いので、ホテルで人民コートを借りる。中国人民解放軍も着ているこのコート、めちゃくちゃ重いけど、すごーく暖かい!
 コートで寒さをしのぎながら待っていると、眼前に広がる雲海の彼方から一筋の光が見え始め、それが刻々と赤や黄色になりながら広がってゆく。実際に太陽が姿を現すまでの時間は非常に短いが、日の出を見るためだけに登ってきた甲斐はあったと思った。
<韓国・ソウル> 朝鮮総督府跡
 日本統治下の1910年(明治43年)に建てられた朝鮮総督府跡。戦後、韓国の国立中央博物館として利用されていたが、国民感情から解体しているところ。
 重厚な石造りの建物で、床はモザイク模様の天然石が敷き詰められ、壁と天井は乳白色の花崗岩と大理石で出来ている。さらに天井には和田三造という画家の宗教画が描かれている。
 歴史的に価値のある建物だが、日本統治時代の象徴ということで取り壊しが決定したそうだ。
 勿体無いと思うのは日本人だからかも知れない。
<韓国−北朝鮮> 板門店
 北朝鮮と韓国の間に“国境”はない。1950年に朝鮮戦争が勃発したが、1953年の休戦協定が結ばれたときの最前線を休戦ラインとして、国境ではなく「軍事境界線」として南北が別れている。韓国は未だに「準戦時下」の国だ。
 この『板門店』は、休戦ライン(通称38度線)上に設けられた、国連軍、北朝鮮、韓国の3者で話し合いが行われる場でもある。
 写真の白い建物は北朝鮮の建物で、手前の水色の建物は軍事停戦委員会本会議場になっており、会議場の真ん中に置かれた緑のテーブルの中央を走るマイクのコードが「38度線」だ。さらにテーブルの両端には国連と北朝鮮の卓上国旗が置いてある。以前は旗の高さを競って、天井についてしまったので、今は北朝鮮の方が旗のポールが少し高く、国連の方が旗のポールが少し太いらしい・・・
<韓国−北朝鮮> 板門店
 別にかくれんぼをしているわけではない。水色の建物の真ん中から手前が韓国側、奥が北朝鮮側になっていて、韓国兵が北朝鮮を見張っているのだそうだ。
 なぜ半身か聞いてみると、北朝鮮からいきなり発砲してきた時のために、だそうだ。ちなみにピクリとも動かない。
 各建物の角に彼らは立っているが、北朝鮮側には立っていない。もし北朝鮮も同じように反対側で半身で立ってくれれば、傍から見て間抜けな光景になって面白いと思うんだけど。
 以前、北朝鮮側で観光に来ていたソ連(当時)の学生が亡命しようと38度線を越えてきて、北朝鮮と韓国で銃撃戦になったと言う。





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