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北朝鮮観光

【4日目】U
 【4日目】Tからの続き

 平壌の街中には、至るところにスローガンが掲げられています。
 『朝鮮観光』という本によれば、

 「祖国防衛も社会主義建設もわれらが全部担おう!」(軍)

 「党が決心すればわれらは果たす!」(軍)

 「行く道険しかれど笑いながら行こう!」(人民)

 などのスローガンがあるそうですが、全てハングルで書かれているため読むことが出来ません。

 ただ、何ヶ所かでラテン文字が書かれた看板を見かけました。
 珍しいな・・・と思って、ガイドさんに聞いてみました。

 昔、仕事で工場に出入りする機会が多かったので、『CNC』ってあの『CNC』のことだろうか?と思っていたのですが、予想通りのCNCでした。


 工作機械の中に、CNC旋盤とか、マシニングセンタとかあるのですが、これらはコンピュータ数値制御(CNC)で動くわけです。
 つまり、金属を加工をする時に、「こんな形に削っちゃおうかな」と数値を入力すれば、コンピュータの指令で機械が自動で動いて思った通りに加工してくれるのです。
 マシニングセンタに至っては、色んなドリルが機械の中に入っていて、自動でドリルを交換したりします。

 大きめの工場に行けば分かりますが、別にCNC旋盤も、マシニングセンタも珍しいものではありません。
 まぁ、お値段の関係とか、他の理由で導入していない工場も多いですけどね。


 ガイドさんが、この看板について説明してくれました。

 「そうです、あの『CNC』です。 コンピュータ数値制御の略ですね。
 実は、我々が国家総力を挙げて開発しているのがCNCです。
 現在、国中の英知を集めて開発中です。」


 ・・・はぁ〜?


 「
去年から


 えぇぇーーーーーーーーーーーっ! 遅っ!!


 なんだか自信たっぷりに説明してくれるガイドさんを前に、「笑ったらいかん!」と我慢していたのですが、フッと隣をみるとツアーメイトも必死に笑いを堪えていました。

 化石みたいな国なのですが、その割に“自信満々”なところが「何だろうな〜、この国・・・」と思います。

 ちなみにですが、“CNCの歌”ってのもあります。
 曲名は『
突破せよ、最先端を』で、「CNC〜♪」と歌ってます。


 最先端を突破しちゃったら、その先はどこになるのでしょうか?



 さて、4日目の観光二発目は、『金日成花・金正日花展示館』です。
 名前からして興味ゼロですが、実際に行くとさらにつまらない場所でした。

 どんな所なのか?ガイドブックを見てみましょう。

 「
不滅の花・金日成花、金正日花を栽培及び展示

 花に「不滅の〜」とか付けてる時点でやばそうな臭いがプンプンしていますが、そもそも・・・金日成花とか金正日花って何!?

 ガイドさんがオレに向かって、説明してくれました。

 「日本の有名な園芸家・加茂先生が、ご自身のつくられたベゴニアに『金正日花』と命名して贈呈されたのを知ってますか?」


 ・・・知らねーよ!!


 誰だよ、加茂先生って!!


 ガイドブックに詳しい説明が載っていました。

 「金正日花: 日本静岡県の園芸家・加茂元照氏が育種した花。
 彼は、20余年間にわたる研究の末、ベゴニア科の花に
全世界人民が敬慕する偉人の尊名をいただき、「金正日花」と命名した。
 チュチェ77年2月16日、金正日将軍の生誕日にちなんで贈呈した。
 金日成花、金正日花は世界各国で「
花の王様」として広く栽培されている。」

 ちなみに、金日成花の方はインドネシアのスカルノ元大統領が贈呈したラン科の花だそうです。
 そして、現在『金日成花・金正日花委員会』名誉会長は、スカルノ元大統領の妻・デヴィ夫人

 ・・・『
金日成花・金正日花委員会』って何?!

 どちらの花も、今回初めて知りました。


 「金日成花」も「金正日花」も、どちらも寒さに弱いということで、館内は完全空調で温度管理がされていました。

 館内はこんな感じです。

 北朝鮮の団体が大挙して来ていたせいで、館内は歩くのも大変なくらいに大混雑。


 何気なく撮った写真に、こんなものが写っていました。



 分からないですか?

 拡大してみると・・・



 奥まで入っております。


 さらに、ここで花よりも興味をそそられるモノを見付けました。

 それがこちら!!


 このデジタル化が進んだ世界で、
超アナログ!!

 突破しようぜ、最先端を・・・


 以下は、お花展示館に来ていた北朝鮮の団体さん。




 次は、交通整理のお姉さんの写真を撮りに行きました。


 平壌市内で信号を見かけたのは、1〜2ヶ所かな?
 本当はもっとあるのでしょうが、基本的に交差点にいるのは交通整理のお姉さんです。

 まるでロボットのようにシャキーン!と動きます。

 体を曲げる時は直角です。

 そのお姉さんを、「バスの中からではなくて、近くから撮りた〜い!」ということで、交差点へ。


 ちゃんと日傘付きです。

 外人が10人以上で道路脇に立って一斉にカメラを構える、というちょっと異様な光景の中、交通整理のお姉さんはなかなかこちらを向いてくれません。


 こっちを向いた!と思ったら、すぐにクルッと後ろを向いてしまうので、その度に皆で「ウゥーィ!」と雄たけびを上げるため、お姉さんも完全に意識してしまい、半笑いしてるし、全然振り向いてくれず・・・

 結果的に、オレが撮った写真にはお姉さんのお尻ばかり。

 一眼レフカメラの連写機能をフル活用し、なんとかこちらを向いた時の写真を撮ることが出来ました。


 かわい〜い!!

 そんな交通整理のお姉さんにも交代があります。
 ロボットのように動いて、交代する二人。 交代し終わったお姉さんは、軍隊の行進風に帰って行きます。


 新しく交代したお姉さんは、先ほどのお姉さんと違ってすぐに振り向いてくれました。


 ・・・・・

 さ、次に行こーっと。


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