ついにピラミッド観光をしてやったぜ!!
そろそろピラミッドに行かなかったら、ピラミッドに行くこと無くエジプトを出る危険性もあったので、今日は気合を3ワットほど入れて出陣。
ちなみに、よく写真などで見る有名なギザ・ピラミッドは、カイロの郊外にある。 中心地からすごーく近い。 地下鉄でギザまで行って、そこからバスに乗ればわずか1.25ポンド(約25円)でピラミッドまで行けちゃう。
さらにピラミッドは実はエジプトにだけあるのではない。 スーダン(国の名前ね)にもある。 でも、スーダンのピラミッドは小っちゃいらしいけどね。
実際に間近で見たピラミッドは思ったよりも大きかった。 さすがに世界的観光地だけはある。
まず入り口を入って直ぐの所には、クフ王の大ピラミッドがそそり立っている。 これは高さ150m近くあるので、大体40階相当のビルになるんじゃないか?
その斜め後ろにはカフラー王のピラミッドがあり、さらにその斜め後ろにはメンカウラー王のピラミッドがある。 ピラミッドの大きさは徐々に小さくなって、メンカウラー王のピラミッドは、クフ王の大ピラミッドの半分以下の高さで60mちょっと。
メンカウラー王のピラミッドのさらに後ろには、小っちゃい王妃のピラミッドが3つガラクタみたいに残っている。
スフィンクスは1匹しかいなくて、カフラー王の近くで頭を上げた状態で寝そべっている。 なぜか足の部分が最近造られたかのように新しいのが気になる。
まー、ピラミッドに行ったことのある人は一杯いるだろうし、ピラミッドについて知りたかったら『ピラミッド』で検索すれば色々と詳しいサイトが出てくるだろうから、説明は以上。 以下は俺がピラミッドで感じた悪い面。
ピラミッドにいるエジプト人がうざい。 ゴミのポイ捨てが多い。 夜に行なわれる『光と音のショー』用の大きなライトがピラミッドの景観を損ねている。 中途半端な整備(舗装道路とか)の仕方が、ピラミッドの景観を損ねている。
ピラミッドには、ラクダや馬車に乗らないか言い寄って来る輩が沢山いて、そいつらが結構しつこい。 女性がラクダに乗る時には、手伝うフリをしてセクハラをするのは旅行者の間で有名。
実は何を隠そう、俺もセクハラに遭った。 ラクダのおっちゃんに乳首をつままれた。 仕返しにおっちゃんの乳首もつまんでやったが、男同士でチチクリ合うのは気持ちが良いものではない。 気持ちが良いと感じたら、それはそれで問題だな。
ピラミッドには警察が沢山いるのだが、そいつらも「バクシーシ、バクシーシ(金恵んでおくれ)」と腐っている。 「ピラミッドに登ってみないか?」と言い寄って来る警察もいる。 ちなみにピラミッド登頂は違法で、100%見付かるし、体験談によると見付かった後には警察にボコボコにされて金を巻き上げられる。
スリもいる。 一緒に行った日本人旅行者たちとは、ピラミッドでは別行動を取っていたのだが、彼らに20分くらい付きまとっていた2人組がいて、最後にはポケットに手を入れてきたそうだ。
皆で帰りのバスに乗り込んで発車を待っている間に、その2人組の内の1人が来て、あまりにしつこく絡んでくるので、殴り倒してやろうとバスを降りて行くと走って逃げて行き、バスに乗り込むとまたやって来て外から絡んでくる。
アラビア語なので理解は出来ないが、周りのエジプト人も顔をしかめる程だし、身振り手振りを見ている感じでは明らかにナメたことを言っている。 近づいて来たら、髪の毛を掴んで顔面をバスに打ち付けてやろうと思って散々挑発するが、絶対に俺のリーチが届く範囲には近づいて来ない。
ペットボトルの水をぶっ掛けてやったら、今度はポケットからナイフのようなものを出して刺すマネをしてくる。 最後にはバスの中に向かってツバを吐き掛けてきた。
こっちは殴り合いしてもいいと思ってるのに、そういう状況になると走って逃げて行き、俺がバスの中で手が届かないところにいると態度がデカくなって好き放題。 最後にツバを吐き掛けてきた時も、降りて行って殴ろうとしたら、周りのエジプト人たちに「ゴメン」と言われながら抑えられた。 お前らが「ゴメン」を言う前にあいつを何とかするのが道理じゃないのか?
観光地にいる人間だから仕方ないけどね・・・
あえて悪いことばかり書いたけど、ピラミッド自体は凄い遺跡です。
旅の出費(2人分);
雑費: 3.5ポンド
ビール: 8ポンド
シーシャ: 2ポンド
DVD-R: 50ポンド
乗物代: 37.5ポンド
外食代: 50.5ポンド
入場料: 40.75ポンド
合計: 192.25ポンド(約3,850円)
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