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アフリカ大陸縦断旅行日記


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2006年3月27日(月)
チーターと暴動

 寝坊した! 今日は、早朝6時半に宿のダイニングで集合だったのだが、起きたら6時半・・・
 でも、シャワーは浴びたけどね。

 『New Kenya Lodge』に泊まっているバックパッカーだけでマイクロバスを借り切って、ナイロビ国立公園に行く“ミラクル・ツアー”の参加者は、11名。
 今回の企画は、ミラクル(本名は知らん)が言い出したので、勝手に“ミラクル・ツアー”と命名され、ミラクルが仕切っている(実はパシリという噂もある)。

 市内からナイロビ国立公園まで、あまりに近くてビックリした。 たった15分くらい。
 シマウマを食べるライオンのバックに、ナイロビの高層ビル群と飛行機の発着が見えるという、他の国立公園ではお目に掛かることが出来ない景色が売りのこの国立公園は、車で園内を回っても2〜3時間しか掛からない程小さい。

 国立公園の入園料は、大人23USドル、学生10USドルという料金設定になっている。 全員、学生でもないくせに学生証を持っているインチキ学生グループの我々は、見た目も「学生なの?」的で怪しい。 何ヶ所か担当者をたらい回しにされたが、「僕達はアフリカのツーリズムについて勉強しています!」等と言う訳の分からんことを信じてもらい、学生料金が適用された。

 去年、四駆で南部アフリカを回った時にサファリは何度も行ったので飽きていたのだが、今回は300mm望遠レンズを持ってから初めてのサファリだという事に気が付いた。
 最初は、動物がアップで撮れるので多少はテンションも高かったのだが、その内に飽きて来た。 だって、草食動物ばっかりなんだもん。

 一応、今日の成果と呼べる事としては、サイを8頭見たことと、カンムリヅルを見たこと。 以上。
 サファリ未経験の人たちは、それなりに楽しんでいたようだったから良かったけど。

 ナイロビ国立公園には、動物孤児院もある。 ここは学生料金で5USドル。
 動物園なのだが、ここにいる動物は全部孤児。 親がいない野生動物をここで育てている。
 ライオンや、ジャッカルや、チーターなどがいるが、ほとんど成長しちゃってデカイ。
 しか〜し!、ここの見所は別にあったのだ。 係の人に、ちょこっとだけお小遣い(?)を握らせると、チーターの3姉妹がいる檻に入ってナデナデすることが出来る。
 去年もジンバブエで日本人旅行者がライオンに噛まれて死んだし、チーターは大丈夫かな?と、ちょっとビビり気味。 だって、普通に大きいよ。
 近づくと、喉をゴロゴロ鳴らしている(写真)。 普通に猫じゃん! 頭をナデナデして、体をさすって、チーターの口に手を持って行くと、ザラザラした舌でペロッと舐めてくれる。
 ナデナデしているところを記念撮影して、最後は全員でチーターと一緒に記念撮影。
 あー!!、チーターの足の裏の肉きゅーをグリグリするのを忘れてた・・・ 檻を出てから悔やんだ。

 夕方4時過ぎにナイロビ市内に戻って来て、1日“ミラクル・ツアー”は終了。 普通に卒業旅行ノリで、サファリも良かったが、皆で遊びに行ったことが一番面白かった。

 宿に戻ってサファリの話をしていると、外が妙に騒がしい。 すると、突然銃声が断続的に響いた。
 壁に隠れながら窓から外を覗いて見ると、宿の目の前の通りが騒然となっている。 宿のマネージャーが「窓から離れろ」と指示してきた。 銃声と思ったのは、実は催涙弾で、窓の真下で催涙弾が煙を吐いている。
 すると、若者の集団が握りこぶし大の石を持って投石を始めた。 偶々通行中だった人たちは走って逃げている。 1台の乗用車が石を何十個と投げられて、フロントガラスが割れたまま逃げ去って行った。
 宿の屋上で高みの見物をしていると、集団に見付かって石を投げられた。 怖い所だ、ナイロビは・・・

 原因は、露天商同士の縄張り争いらしい。 それで、警察が形だけ催涙弾を撃って撤収。 それもどーなのかな?と思うが、そのまま暴動が起こったみたい。 催涙弾を撃っただけで、その後の暴動中に警察の姿を見る事はなかった。
 1時間後、宿の前の通りはいつもと変わらない様子に戻っていた。

旅の出費
国立公園入場料: 15USドル
食費: 80ケニア・シリング
レンタカー: 1,300ケニア・シリング
タバコ: 65ケニア・シリング
合計: 15USD+1,425KSh(約4,050円)

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2006年3月28日(火)
ドル現金

 USドルの現金がない。 南アフリカを出てから、T/Cが使えたのはタンザニア、ウガンダ(首都カンパラだけ)、ケニアぐらいで、持っていた現金はほとんど使ってしまった。
 エチオピア(首都アジス・アベバだけ)はT/Cが使えるらしいが、それ以外は辛いみたい。
 そこで、ドルT/C→ドル現金に換えるために『CFC Bank』に行く。 他の銀行や両替所では、ドルT/C→(ケニア・シリング)→ドル現金と、再両替されるので目減りしてしまうのだが、『CFC Bank』なら手数料1%でドル現金に換えてくれる。

 今後の旅のルート次第で、必要なドル現金の額が変わってくるが、一応それなりの額を現金化したので、同じ宿の2人に同行してもらった。 襲われたら怖いから。

 旅のルートだが、変更です。 エチオピアからスーダンに入ってエジプトまで北上する予定だったのだが、スーダンのビザが取れないらしい。 エジプトからスーダンに南下するにはビザは出るらしいが、逆に北上はケニアでもエチオピアでもスーダン・ビザは取れないと思った方が良いとの情報だ。
 そうなると、エチオピアからジプチに入って、船で紅海を渡ってアラビア半島のイエメンに入り、サウジアラビアを縦断して、ヨルダンに行く方法が有力。
 ヨルダンからエジプトに行くか、トルコに行くかは考え中。

 写真は、昨日の暴動の隠し撮り写真。 奥に写っている白い乗用車に、手前の集団が投石をしているところ。 ただ、彼らはマタツ(乗り合いバス)には絡んでいなかった。

旅の出費
宿代(4泊分): 1,400ケニア・シリング
DVD-R: 165ケニア・シリング
タバコ: 65ケニア・シリング
食費: 267ケニア・シリング
手数料: 10USドル
合計: 1897KSh+10USD(約4,245円)

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2006年3月29日(水)
エチオピア・ビザ

 エチオピアのビザを取りに、ナイロビのエチオピア大使館に行く。
 今、宿には日本人が23人泊まっているが、エジプトからの南下組がほとんどで、これからエチオピアに上がって行く北上組は3人しかいない。 この、俺も含めた3人で一緒にビザを取りに行った。
 エチオピア・ビザは、1ヶ月ビザが20USドル(1,660KSh)、3ヶ月マルチビザが30USドル(2,490KSh)する。
 ただし、ビザの有効期限が、ビザを取った日から1ヶ月または3ヶ月なので、今日1ヶ月ビザを取った場合の有効期限は4月28日までになる。
 エチオピア国内の移動がそれなりに大変らしいので、3人とも余裕を見て3ヶ月マルチビザを取った。
 でも、エチオピアに向けていつ出発するかは未定。

 今日もミニ暴動があったらしい。 午後3時半頃、警察が威嚇射撃(空に向かって空砲)をしたり、こん棒を持った若者の集団50人くらいが宿の前の通りを走って行ったりしていたそうだ。 最近、どうしたんだろう?
 騒動に巻き込まれると、外国人だけにターゲットになり易いのが怖い。
 エチオピア大使館に行く時に、歩きながら北上組3人で話しをしたが、それでもナイロビよりヨハネスブルグの方が雰囲気は悪いという意見で一致した。 ヒルブロー地区は、『北斗の拳』の世界だからな。

 『北斗の拳』の世界と言えば、エチオピアの東隣りにあるソマリアという国も、人間版弱肉強食の世界みたい。 なにしろ“無政府状態”だから、強い者が勝つ!みたいな。 力自慢の方はソマリアで一旗上げてもらいたいね!
 つい先週も、ライバル関係にある武装勢力同士が銃撃戦を展開して、少なくとも20人が死んだそうだ。 しかも首都の近くで・・・ 先月も銃撃戦で30人以上が死んだそうだし、リアル『北斗の拳』を体験したい方にはおススメの国ソマリア。
 アフリカのトラディショナル・スポーツ(国技)って、内戦らしいよ。 彼ら好きだよねー、戦争。 槍持って戦ってる分には「好きにやってくれ」って感じだけど、現代文明の武器を手にしてしまったから危ない。

 写真は、ナイロビ国立公園にいたヒヒの赤ちゃん。

旅の出費
エチオピアVISA: 30USドル
食費: 373ケニア・シリング
DVD-R: 165ケニア・シリング
インターネット: 100ケニア・シリング
合計: 30USD+638KSh(約4,490円)

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2006年3月30日(木)
カジノ in ナイロビ

 午後から、同じ宿の3人と一緒にインターコンチネンタル・ホテルに入っている『R.K.Lカジノ』に行く。
 タンザニアやウガンダのカジノに比べると大きいが、それでも南アと比べるとしょぼい。
 テーブルがほとんどで、マシーンは10台ちょっと。

 4人でブラックジャックをする。 最少賭金は200KSh(約325円)だ。
 当然、勝ち負けの波があり、4人が4人とも一緒に勝つのは難しい。 どちらかが勝っている時には、どちらかが負けている。
 途中からルーレットに移った人もいたが、俺はブラックジャックだけをやって、6時間遊んで約1万円負けた。
 最終的に1人だけ約5千円勝ったが、他の2人は150USドル、170USドルと2万円近く負け込んでいた。
 ディーラーが強い!! 有り得ない強さだ。

 PCの調子が悪い。 MSオフィスが使えなくなった程度だが、エクセルとアウトルックが使えなくなったのが辛い。 メールソフトにアウトルックを使っていたから、皆のメルアドが分からない・・・
 SEのパッカーに見てもらったが、直らなかった。
 『New Kenya Lodge』の6号室は、他のパッカーから「電脳部屋」、「オタク部屋」などと呼ばれて、パソコン率が高い。 部屋に入ると、皆が自分のノートに向かって好きな事をやっている。 もちろんお互い会話なし。 LANケーブルでそれぞれのパソコンを繋げて、チャットしてたら面白いんだけどね。
 ちなみに俺は1号室だけどね! でも、この宿で色々と新しいデータを仕入れた。 漫画データ、ゲーム・データ(スーパーファミコン、ゲームボーイ等)、映画などなど。

 写真は、ナイロビ国立公園のライオン。

旅の出費
カジノ: 6,300ケニア・シリング
飲み代: 229ケニア・シリング
食費: 30ケニア・シリング
タクシー: 50ケニア・シリング
合計: 6,609ケニア・シリング(約10,780円)

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2006年3月31日(金)
ナイロビ de 桃鉄

 今日は1歩も宿から外に出なかった・・・
 部屋に籠もって、皆で俺のパソコン(大画面だから)を使って、『人生ゲーム』、『桃太郎電鉄』を深夜2時半までやる。
 コントローラを持って旅行してる変人までいるから、スゴイよ。
 ちょっとナイロビでダラダラモード入ってます。

 今まで旅行者の出入りがあまりなかったのだが、今日は一気に7人が旅立って行った。
 やっぱ、年度末だからかね?

 写真は、ナイロビ国立公園で見かけた生き物。

旅の出費
食費: 95ケニア・シリング
合計: 95ケニア・シリング(約155円)

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2006年4月1日(土)
リベンジ

 一昨日の恨みを晴らす為、夕方から3人でカジノに出陣する。
 前回奪われた分のお金を取り戻さないといけない。
 今日もブラックジャックをした。

 結果は・・・・3万円以上強奪された(号泣) 新学期が始まったばかりなのに・・・
 まぁ、他の2人も負けたから一人貧乏クジじゃなかったのは良いが、2回トータルで4万円以上は辛い!! アジアだったら、1ヶ月以上は旅行出来るじゃん。
 深夜12時過ぎ、3人無言で帰ってきた。

 今日も暴動らしきものがあったみたい。 今日は武装した警察隊が出動してたらしいけど、ホントやべーな。

 写真は、『New Kenya Lodge』の“電脳部屋”。

旅の出費
食費: 85ケニア・シリング
タクシー: 70ケニア・シリング
カジノ: 19,500ケニア・シリング
合計: 19,655ケニア・シリング(約32,060円)

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2006年4月2日(日)
ドレミファどん

 一時は日本人が23人もいた『New Kenya Lodge』も、この2〜3日で皆旅立って行った。 今日も6人が旅立って行き、残り5人になってしまった。 途中から短期で泊まった旅行者などは、中に入りづらい雰囲気を醸し出していたはずだ。 毎日、夕食は皆で自炊をして、食後はトランプが日課のようだったからな。 しかも、皆日本を出たのが年単位の昔の話だから。

 俺は1号室から“電脳部屋”6号室に移動し、さらに引きこもりモード加速。 PCゲーム2本と、俺の音楽データ(20GB)を交換したり、イントロ・クイズ『ドレミファ・どん』を開催したりと忙しい。
 俺の懐メロ特集も、さらなるパワーアップが必要だ。 “一発屋特集”を作らないと。 歌舞伎ロックスとか、陣内大蔵とか、小野正利とか、たまとか、大事MANブラザーズとか。

旅の出費
タバコ: 130ケニア・シリング
合計: 130ケニア・シリング(約210円)





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