寝坊した! 今日は、早朝6時半に宿のダイニングで集合だったのだが、起きたら6時半・・・
でも、シャワーは浴びたけどね。
『New Kenya Lodge』に泊まっているバックパッカーだけでマイクロバスを借り切って、ナイロビ国立公園に行く“ミラクル・ツアー”の参加者は、11名。
今回の企画は、ミラクル(本名は知らん)が言い出したので、勝手に“ミラクル・ツアー”と命名され、ミラクルが仕切っている(実はパシリという噂もある)。
市内からナイロビ国立公園まで、あまりに近くてビックリした。 たった15分くらい。
シマウマを食べるライオンのバックに、ナイロビの高層ビル群と飛行機の発着が見えるという、他の国立公園ではお目に掛かることが出来ない景色が売りのこの国立公園は、車で園内を回っても2〜3時間しか掛からない程小さい。
国立公園の入園料は、大人23USドル、学生10USドルという料金設定になっている。 全員、学生でもないくせに学生証を持っているインチキ学生グループの我々は、見た目も「学生なの?」的で怪しい。 何ヶ所か担当者をたらい回しにされたが、「僕達はアフリカのツーリズムについて勉強しています!」等と言う訳の分からんことを信じてもらい、学生料金が適用された。
去年、四駆で南部アフリカを回った時にサファリは何度も行ったので飽きていたのだが、今回は300mm望遠レンズを持ってから初めてのサファリだという事に気が付いた。
最初は、動物がアップで撮れるので多少はテンションも高かったのだが、その内に飽きて来た。 だって、草食動物ばっかりなんだもん。
一応、今日の成果と呼べる事としては、サイを8頭見たことと、カンムリヅルを見たこと。 以上。
サファリ未経験の人たちは、それなりに楽しんでいたようだったから良かったけど。
ナイロビ国立公園には、動物孤児院もある。 ここは学生料金で5USドル。
動物園なのだが、ここにいる動物は全部孤児。 親がいない野生動物をここで育てている。
ライオンや、ジャッカルや、チーターなどがいるが、ほとんど成長しちゃってデカイ。
しか〜し!、ここの見所は別にあったのだ。 係の人に、ちょこっとだけお小遣い(?)を握らせると、チーターの3姉妹がいる檻に入ってナデナデすることが出来る。
去年もジンバブエで日本人旅行者がライオンに噛まれて死んだし、チーターは大丈夫かな?と、ちょっとビビり気味。 だって、普通に大きいよ。
近づくと、喉をゴロゴロ鳴らしている(写真)。 普通に猫じゃん! 頭をナデナデして、体をさすって、チーターの口に手を持って行くと、ザラザラした舌でペロッと舐めてくれる。
ナデナデしているところを記念撮影して、最後は全員でチーターと一緒に記念撮影。
あー!!、チーターの足の裏の肉きゅーをグリグリするのを忘れてた・・・ 檻を出てから悔やんだ。
夕方4時過ぎにナイロビ市内に戻って来て、1日“ミラクル・ツアー”は終了。 普通に卒業旅行ノリで、サファリも良かったが、皆で遊びに行ったことが一番面白かった。
宿に戻ってサファリの話をしていると、外が妙に騒がしい。 すると、突然銃声が断続的に響いた。
壁に隠れながら窓から外を覗いて見ると、宿の目の前の通りが騒然となっている。 宿のマネージャーが「窓から離れろ」と指示してきた。 銃声と思ったのは、実は催涙弾で、窓の真下で催涙弾が煙を吐いている。
すると、若者の集団が握りこぶし大の石を持って投石を始めた。 偶々通行中だった人たちは走って逃げている。 1台の乗用車が石を何十個と投げられて、フロントガラスが割れたまま逃げ去って行った。
宿の屋上で高みの見物をしていると、集団に見付かって石を投げられた。 怖い所だ、ナイロビは・・・
原因は、露天商同士の縄張り争いらしい。 それで、警察が形だけ催涙弾を撃って撤収。 それもどーなのかな?と思うが、そのまま暴動が起こったみたい。 催涙弾を撃っただけで、その後の暴動中に警察の姿を見る事はなかった。
1時間後、宿の前の通りはいつもと変わらない様子に戻っていた。
旅の出費;
国立公園入場料: 15USドル
食費: 80ケニア・シリング
レンタカー: 1,300ケニア・シリング
タバコ: 65ケニア・シリング
合計: 15USD+1,425KSh(約4,050円)
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