ゆずランドへようこそ

4WDで行く南部アフリカ旅日記


★今週からページの上から下へ最新日が移動しました★



旅のルートはコチラから

<<前のページ | 次のページ>>
フレーム
2005年9月5日(月)
『男性、集団レイプされる』

 今日も特にすることが無いので、ポケーっと過ごす。 プレトリアでの生活の日課になりつつある『4 in Love』でネット・サーフィンをして、今まで撮った写真の内10枚ほどをハットフィールド・プラザ内にある『Q-Copy Centre』でプリントする。 ゼンバ族やヒンバ族の写真に、店のお姉ちゃんもちょっとビビッてた。
 ちなみに『4 in Love』は中華系が経営している。 行く度に「ニーハオ」と言われるのはナゼだろう。

 ヨハネスブルグ発のニュースを一つ。
 ソースはNews24.com。 8月21日(日)深夜、ヨハネスブルグで30才の既婚男性が女性3人組にレイプされる事件が起こった。
 8月26日(金)に、被害者の義理の姉妹ミシェルが語ったところによると、男性はレイプのトラウマで言語障害に陥っているそうだ。
 事件は、BMWに乗った女性3人組が男性にサヴォイ・ホテル(Savoy Hotel)までの道を尋ねたところから始まる。 最初、男性は口頭で説明するが、女性たちに頼まれBMWに乗り込み、サヴォイ・ホテルへ案内する。 ホテルに着くと男性は女性たちに飲みに誘われる。 飲んだ後、女性たちはステーション・ホテルへ場所を移すと言い出した。
 しかし道の途中で車は進路を変え、Durban Roodepoort Deep Mineの近くで停車。 そして女性の1人が拳銃を男性に突き付け、服を脱ぐよう指示。 拳銃を突き付けられた状態で女性3人に輪姦された後、彼はMain Reef Roadで降ろされた。

 被害者の男性は3人組の内1人の特徴を警察に説明。 加害者の1人はズールー語を話し、身長は約165cm、スレンダーな体型で、黒のデニムパンツにピンクのTシャツを着て、上から黒の革ジャン、黒の野球帽をかぶっていた。 女性たちの年齢は20〜30才。

 記事の最後は、この事件が“レイプ”になるのかどうか?ってことでまとめられている。 ま、強制的にやられたのか?合意の下だったのか?の問題になると、いくら拳銃を突き付けられた状態でも勃起しちゃったらねー・・・
 仮に加害者が捕まって裁判になったら、加害者側の弁護人はこの点を突いてくるだろうな。 男の場合、ふにゃチンでは絶対にセックス出来ないわけだから。 それか、彼の場合は上半身と下半身は人格が別だとか。 うーむ、このニュースは奥が深い!

 ちなみに記事のタイトルは『男性、集団レイプされる』。 さすが世界一の治安の悪さを誇るヨハネスブルグだぜ。
 「この事件をきっかけに、世界中からモテない男性諸君がヨハネスブルグに殺到することが懸念される」ってウエストランド警察署々長のコメントが胸に染みる。(これは巨ウソ) 「俺も!」とヨハネスブルグをウロウロして、『男性、(男性に)集団レイプされる』なんて記事にならないように気をつけよう。

 写真は、そんな素敵なヨハネスブルグのソウェト地区。

今日の走行距離; 0km
今日の出費(2人分)
タバコ: 14.50ランド
外食費: 60.00ランド
インターネット: 27.00ランド
現像代: 37.20ランド
食費: 6.85ランド
ビール: 16.00ランド
合計: 161.55ランド(約2,745円)

フレーム
2005年9月6日(火)
二度目の外泊

 久しぶりに早朝に起きた。 朝7時には『ケムケム号』を修理に出さないといけない。

 Duncan St.とSchoeman St.の交差点にある『Barloworld Delta』に行く。 改めてセンチュリオンまで行ったのが馬鹿らしい。 ここまで宿から歩いて3分だぜ・・・
 とりあえず車のチェックをするというので、その間コーヒーを飲みながらショールームをウロウロする。 新しいイスズのピックアップと『ケムケム号』を取り替えてくれないかなぁ?と思いながら新車を眺める。
 チェックの結果はやはり外泊決定。 見積もりは3,640ランド(約62,000円)。 思っていたより安くて良かった。 問題は、この値段で直るのかどうかだけど。

 次の旅ではもっとデカくて、頑丈な車がいい!ということで、トヨタ・ランドクルーザーの値段をチェックしてみた。
 日本では一番最上級モデルで500万円台だが、南アフリカで買うと一番安いモデルで770万円する。
 後は改造費用や装備が問題。 装備によっては日本にないものや、日本より安い物が南アにある。 自動車を改造することに関しては南アやオーストラリアが値段やクオリティーでいっても良いとジンバブエで会ったアイルランド人が言っていた。
 いずれにしても改造費も含めて車両関係に1,000万円は必要になってきそう。 燃料代も計算してみた。ランドクルーザーの燃費6.5km/L(カタログ明記)を余裕を見て5km/Lで考えて、2年間で20万km走ったとしたら、4万リッター消費する。 1リッター=120円で計算したとしても、燃料代に480万円掛かる。 3,000万円とまではいかなくても、最低でも2,000万円以上は必要だ。 日本に出稼ぎに行って、がんばって貯めないと!

 写真はヨハネスブルグにあるアパルトヘイト・ミュージアム。

今日の走行距離; 2.4km
今日の出費(2人分)
テント設営代: 160.00ランド
タバコ: 14.50ランド
インターネット: 51.00ランド
雑費: 26.75ランド
食費: 28.60ランド
合計: 289.35ランド(約4,775円)

フレーム
2005年9月7日(水)
『ケムケム号』復帰

 朝から水道が止まっていて、トイレもいけないし、コーヒーも飲めない。 お昼まで待ってようやく出た。

 午後2時に『Delta』から電話が掛かって来て、『ケムケム号』を引き取りに行く。 修理費用は昨日の見積もりよりもちょっとだけ安い3,390ランド。 でも今日は今回の旅行で一番お金を使った日になった。
 早速、運転をしてみると前と全然違う! クラッチを踏む感覚が違う。 ギアが簡単に入るからちょっと楽しい。

 『Delta』に行った以外は、テントでパソコンに向かって麻雀。 ちょっとハマってしまった。
 昨日からずっと彼女と話し合った結果、また旅を続けることにした。

 写真はアパルトヘイト時代に使われていた白人専用のベンチ。

今日の走行距離; 6km
今日の出費(2人分)
自動車修理代: 3,390.00ランド
食費: 44.50ランド
タバコ: 14.50ランド
合計: 3,449ランド(約58,630円)

フレーム
2005年9月8日(木)
プレトリア徘徊

 実はだいぶ前から薄々感づいていたのが、怖過ぎて確認していない事が一つあった。
 それは、ナミビアのウィンドフックでスペアタイヤを購入したのはいいが、車を持ち上げるジャッキが使えるのか?ということ。
 元々イスズの標準装備で付いていたタイヤに比べて、今履いているタイヤはオフロード仕様でデカイ。 その分、車高も高くなっているが、『ケムケム号』に積んであるジャッキでタイヤ交換出来るのか?今日初めて試してみた。
 結果、今積んであるジャッキでは『ケムケム号』に届きすらしない。 スペアタイヤ持ってる意味ないじゃん・・・

 お昼からプレトリアの市内に行ってみる。 重厚な作りのヨーロッパ風の建物が多く、今までいたジンバブエなどのブラック・アフリカとは雰囲気がまるで違う。 預金をしに寄ったFirst National Bankの建物も、いつ建てたのか知らないが石造りで随分と立派だった。

 プレトリア郊外にあるメンリン・パーク(Menlyn Park)という巨大ショッピングモールにも行ってみた(写真)。 ケープタウンのCanal Walkよりちょっと大きい気がする。 ここで1ヵ月半迷った末のテーブルと充電式ランプを買った。 結局買うんだったら、旅行前に買っておけば良かったんだけどね。 徐々に色々な物を買い足してるから、旅行が終わる頃には“準備万端”になるな。
 車のジャッキは明日買うことにした。今日はお金使い過ぎたから。

 話し合って、今後の旅のルートを決めた。
 [日記]にリンクしている[旅のルート地図]で見ると、現在いるプレトリアから西に向かってボツワナに再入国する。
 ボツワナの首都ハボロネ(Gaborone)を通り、線路と平行して北上してフランシスタウン(Francistown)を通過して、ジンバブエとの国境沿いにカサネに向かう。 前回もカサネに寄ったが、今回は違うルートで行くことになる。
 前回はカサネからジンバブエに入ったが、今回はザンビアにフェリーで入って、ザンビアの首都ルサカ(Lusaka)を目指す。

 ジンバブエは燃料の問題があるので、もう通りたくない。 宿で会ったアメリカ人によると、首都ハラレ(Harare)ではガソリン不足でバスも走れず、ガソリンスタンドでは配給待ちの車で溢れ返っているらしい。

今日の走行距離; 30.2km
今日の出費(2人分)
テント設営代: 160.00ランド
外食費: 93.00ランド
食費: 7.00ランド
タバコ: 13.95ランド
駐車場代: 12.00ランド
テーブル: 199.95ランド
充電式ライト: 150.00ランド
インターネット: 24.00ランド
合計: 659.90ランド(約11,220円)

フレーム
2005年9月9日(金)
ゴールド・リーフ・シティ

 昨日行ったメンリン・パークに今日も行く。 昨日買ったテーブルが箱から出してみると壊れていたからクレーム。 次いでに『ケムケム号』用の油圧ジャッキも購入。 最高40cm上がるので問題なし。

 ヨハネスブルグにあるゴールド・リーフ・シティ(Gold Reef City)に行く。
 元々、金の採掘所だった場所をテーマ・パークにしている。 入園料は80ランド(約1,360円)。 この入園料で、園内の乗り物全てに何度でも乗ることが出来る。
 園内にある金採掘所跡地のツアーに行く。 これだけは別料金で1人50ランド(約850円)掛かる。 ここは元々『クラウン金鉱』というところで、初期の頃は岩1トン当たり600g採れていた金が、最後には岩1トン当たり4gしか採れなくなり閉鎖されたらしい。
 掘られたトンネルの最深部は地下3,293m(ほぼ富士山)だそうだが、現在ツアーで行けるのは地下200mくらいまでだ。 地下200mでも、ひんやりして涼しい。
 ガイドの後に付いて、ヘルメットとカンテラを持ってトンネル内を歩く。 ガイドの話で、電気がない時代はロウソクの火を頼りに掘っていたとか、トロッコがない時代はロバで岩盤を運んでいたとか、色々興味深かった。 ちなみに金鉱で働いていたロバは、暗闇のせいで盲目になったりしたそうだ。

 地下から出て来た後は、観覧車に乗る。 どうもここのテーマパークでは、観覧車は“絶叫系”の部類に入るらしく、1度乗ると4回転も高速で回される。 皆、ギャーギャー言ってるし。 こんな観覧車はじめて。
 続いて、ジェットコースター『アナコンダ』に始まって、絶叫系4種類、スプラッシュマウンテン系2種類に乗った。 パンツまでビショビショだし、絶叫系でグルグル回されてヘロヘロになって帰る。

 帰りに道に迷ってウロウロ走り回っていたら、偶然『Mutual Village』という所で『Dragon Supermarket』なる店を発見。 日本米、豆腐、素麺など仕入れた。 ケープタウンの『N1 Chinese Supermarket』より日本食材は品揃えがいい。

今日の走行距離; 169.5km
今日の出費(2人分)
油圧ジャッキ: 129.95ランド
入園料: 160.00ランド
ツアー代: 100.00ランド
外食費: 48.95ランド
食費: 139.40ランド
雑費: 38.95ランド
合計: 626.25ランド(約10,490円)

フレーム
2005年9月10日(土)
準備

 今日は明日の出発に向けて準備をする。 ディーゼルを予備タンクも含めて満タンにし、食料を補充し、荷物をまとめてキャノピー内に積み込む。

 結局、プレトリアには10泊もしてしまった。 おかげで宿でも古株になってしまった。 宿のお兄さんも、カメラを直してからはやけに親切にしてくれた。 ちなみにカメラは電池が+−逆だったのを直しただけ。
 ガンビア人とオーストラリア人の夫婦、フランス人の親子3人組、国籍不明の怪しい家族など、他の古株たちに先立ってプレトリアを出る。

 明日は、サンシティに行く。 世界で5本の指に入る(らしい)スロットの数を誇るカジノや、巨大なアトラクション・パークで遊んでやる。

今日の走行距離; 25.7km
今日の出費(2人分)
ディーゼル代: 537.90ランド
タバコ: 14.50ランド
食費: 131.00ランド
駐車場代: 6.00ランド
合計: 689.40ランド(約11,720円)

フレーム
2005年9月11日(日)
サンシティ

 午前9時前に、宿を出発。
 ちょっと寄り道をして『Atterbury Value Mart』というショッピング・コンプレックス内にあるアウトドア用品店『Trappers』に行く。 プレトリアにいる間にずっと探し回っていたカー・アクセサリーがあって、他の店とは違い、ここは対応が非常に良かった。
 昨日行った時も、在庫には無かったものの至急取り寄せしてくれる約束をしてくれた。 今朝行くと、既にレジの所に置いてすぐに購入出来た。 全体的に接客レベルが低い南アフリカで、久しぶりに気持ちのいい対応だった。

 プレトリアを出てN4号線を西に向かって走る。
 100kmほど走って、R565号線に入ってさらに70kmほど走ると、ピーランスバーグ国立公園(Pilanesberg)とサンシティがある。 と言っても、動物をいっぱい見れるというピーランスバーグなんかには興味がない。 目的は大人の遊び場サンシティ!
 改めてガイドブックを読むと、スロットの数では世界2位らしい。 そんな規模のカジノもあり、ゲイリー・プレイヤーとか言うおっさんが設計したゴルフ場も2ヶ所あり、超高級ホテルもあり、マリンスポーツがなんでも出来る人口湖ウォーターワールドがあるとなっては、夜遅くまで遊ばなくてはいけない。 でも超高級ホテルに泊まれるほど太っ腹ではないので、キャンプ場を探す。

 車でちょっと走っただけで、簡単にキャンプ場が見付かった。 しかもサンシティから10kmと好立地。 早速テントを張った後、サンシティに出陣。

 ゲートで入園料を払うと、すぐに駐車場がある。 そこに車を止め、『スカイトレイン』と言うモノレールみたいだけど、微妙にしょぼい奴でサンシティに向かう。 なんだか異様にうるさいし、作りもしょぼいのが、逆にテンションを上げる。
 まず右手に見えてくるのが、『ザ・サンシティ・ホテル&カジノ』。 続いて左手に『ザ・ロストシティ・エンターテイメント・センター』と、右手に変な格好の建物『カスケード』が見える。 モノレールもどきで来れるのはここまで

 『エンターテイメント・センター』のカジノはすごい!と聞いてきたので、期待していたのだが、これですごいのか? 確かに雰囲気はアフリカ気分ゼロだけど、期待してたほどすごくはなかった。 東京ドームくらいの広さにスロットがびっしり並んでいたらビビったけど。

 遊ぶ場所は『ザ・サンシティ・ホテル』に決めた。 基本的にキャンパーなので軍資金が貧弱なのが気になるが、今晩のディナーにステーキを目指して参戦。
 まぁ、人のギャンブルの話ほどつまらない話はないので、結果は省略。 でも途中で潔く止めれる俺は偉い。

 ちなみに『THE ISLAND』という映画を観た。 内容を簡単に説明すると、クローン人間が・・・ってお話し。 超微妙。

今日の走行距離; 200.7km
今日の出費(2人分)
DC12Vソケット: 22.95ランド
高速道路代: 13.20ランド
テント設営代: 90.00ランド
サンシティ入園代: 120.00ランド
外食費: 77.50ランド
酒: 116.80ランド
カジノ: 600.00ランド
映画: 60.00ランド
合計: 1100.45ランド(約18,705円)





  Copyright © 2004- Yuzurand All Rights Reserved